航空母艦 天城
ウォーターライン シリーズ No.225 天城
1/700
アオシマ
製作・King of MIZONOKUCHI(2015年)
ウォーターライン シリーズ No.218 天城
1/700
アオシマ
製作・King of MIZONOKUCHI(2017年)
アマゾンで予約していたので、購入したのは12年11月。別に予約しなければ買えない商品とは思いませんが、その辺りは意気込みと言った感じでしょうか? 鮮度が落ちないうちにさわりたかったのですが、完成したのは15年の5月です…。
工作面では純正のエッチングパーツを使用した以外ですと、手を入れた箇所は、そう多くありません。格納庫内の壁の助骨が一部モールドが無い箇所がありますので、伸ばしランナーでを追加。但し、飛行甲板をのせると完全に見えません。
艦橋の天井部に「高雄」の時と同じく、双眼鏡を追加。これも伸ばしランナーです。あとは、艦首の旗竿。これも「高雄」の時と同じで金属性に置き換えています。
キットの説明書では右舷の第三機銃群は、4基すべてシールド無しの指示になっており、スポイソンも数少ない天城専用のランナーになっています。ただ、煙突直後の機銃にシールドが無いのは、普通に考えたら変な話しで、流石にここは指示を無視しました。
また、横転した写真を見る限りでは、シールドの有無は別として、ブルワークがついていますが、キットのパーツにはありません。で、天城のキットの良い所でもあり、悪い所でもあるのですが、基本的に雲龍と葛城のパーツで構成されており、第三機銃群のスポイソンは雲龍のパーツも入っていますので、これを流用。
雲龍と葛城の混合パーツなのは良い所の方が多いのですが、悪い点としては説明書などに一部不明な点や記載漏れがある所です。
天城もウォーターライン・シリーズなので、定番の共用パーツ「Wランナー枠」が入っています。もともと70年代初出のキットに対するアップグレードパーツなだけに、今となっては、むしろ足を引っ張る部品とも言えます。
置き換えの定番としては、ファインモールドのナノ・ドレッド・シリーズなのですが、流石に青天井で予算をつぎ込める訳でもないし、精密すぎて他のパーツとの整合性も疑問でしたので、見送りました。
そこで今回使用しましたのがピットロードの「新WWU日本海軍艦船装備セット[1]R」。これも安いとは言えない、と言うより高いのですが、今回の天城と次に作る予定の千歳で、ちょうど欲しいパーツを使い切るので、2回分と考えて購入しました。
ファインモールド製ほどの超絶さはないものの、W枠の物とは格段の差です。
塗装は、キット付属のデカールを使えば、外舷21号と22号を塗れば、ほぼOKなのですが、今回は色々と遊びたかったので、塗装で対応しました。
起倒式無線マストは、普通に組立ててれば、ちゃんと起倒式になります。もっともケースの横幅の関係で、倒す事はできませんが…。
遮風柵は両面テープ、滑走制止装置は糊で、それぞれ止めているだけなので、外したり、立てたりする事が出来ます。あと、高角砲の砲身も、上下します。
エレベーターはキットには1基ずつしか付属していないので、格納庫用の物はプラ板で自作しました。
ベースは、完成後の保存を前提に、最初からケースの利用を考えていました。100均の物ですが、サイズを確認せずに「多分、余裕だろう」と思って購入しましたが、合せてみたら結構ギリでした。
海面の表現は色々な方法がありますが、今回はおそらく最も安価なマテリアルで済ませました。何しろキットだけではなく、エッチングパーツやアフターパーツも使っており、金額的にかなり使っているもので…。
まずは塗料が定着し易いようにマスキングしたベースにサフを吹いてを、それから白を塗装。白は、プラカラーではなく、ホームセンターで売っている普通のスプレーです。乾燥が遅いという欠点はありますが、何しろ単価が安いのと乾燥後は塗膜が強いので、意外と使えます。
それからクリアーグリーンやブルーなどで、それっぽく塗装。
後は、プラカラーを混ぜた透明シリコンを塗って、それらしく成型して終わり。シリコンを利用する長所としては、まずホームセンターで極めて安価に購入できる、余剰分は自宅の水回りの補修に使える、粘度が高いので波や水柱も簡単に表現できる。
反面、普通に使用、保管しておくと、余剰分の保存期間が短く、ほぼ使い捨て。また、作業可能時間は、約30分程度で、一発勝負。(プラカラーと共に混入するシンナーの量で、粘度を緩くする事も出来ますし、硬化時間を遅延させる事も出来ます。ただ、どの程度の比率まで可能かは、分かりません。また、シリコンガンを使わずに、普通に開封して使い、シンナーを足して厳重に封をすれば、かなりの期間は持たせる事が出来ます)
実戦で使われる事なく、大破横転した事で普段ではなかなか写真に写らないスポイソンの裏側の資料を後世のモデラーに提供した以外、まったく魅力が無いと言っていい、この航空母艦に、何故、そこまでの情熱をかたむけるか?
それは、地元の山の名前だからです!
…それだけです。
「綾波」で、久々に艦船模型に復帰、と言うのもおこがましいので、参入。試にエッチングパーツも使ってみましたが、ろくに工具もなく、四苦八苦しました。それはそれで貴重な教訓と経験になりましたから、無意味ではありませんでした。
次の「高雄」では、プラ材をメインにしたディティールアップ、エッチングパーツの手摺を着けてみました。前者はプラ材ですから、そう違いはありませんが、後者については当時としては、かなり苦労しました。
その後「伊勢(SD)」に手を出したのですが、「高雄」を製作した時に経験の無さを痛感、エッチングパーツの扱いにビビって、作業を中断。
そう言った状況で「天城」に手を出したので、かなりの見切り発車だったと思います。まぁ、結果論かも知れませんが、「やろうという気持ちがない限りは出来ないし、絶対にやらなければならない、と言う不退転の気持ちがあれば、何とかなる」、と思いました。
完成させなければ! という気迫こそが、原動力ですね。
不可能を可能にし、無理をやり抜くのが、帝國陸軍式模型! そして精神論の全面肯定が、帝國陸軍式模型の根幹であり、真髄です!!
1/700の航空母艦を一隻、フルエッチングで仕上げた事で得られた経験は、やはり大きかっと実感しました。
流石にこれだけ扱えば、「高雄」を製作した時の手摺に対する苦手意識も無くなりましたし、何より一度でも出来れば、どうすれば出来るかと言うイメージも持てますし、過去に完成させた事で根拠ある自信も持てます。
あれほどビビっていた「伊勢(SD)」を、「天城」を完成させた後で見てみたら、「何だ、こんなモンなんだぁ〜」と思えました。
とは言え、あくまで使用したのはアオシマの純正エッチングパーツ一式だけで、サードパーティ製の物で色々な種類が出ていますから、すべてを扱った訳ではありませんが、今回得られたノウハウは役立つかと思います。
※写真はコンペと共通です。
※写真はコンペと共通です。
※写真はコンペと共通です。
今更、と言うか写真をアップしたのが15年5月12日ですから、約2年近くが経過して、やっと、気付きました。船首の十六弁菊花紋章が、ズレていました…。
はっきり言って、一発勝負は、苦手です。
そんな訳ですから、修正し易いように、両面テープで取り付けてあったのですが、多分、何かの折に触ってしまい、位置がズレたのでしょうね…。これが左右方向でしたら直ぐに気付いたのでしょうが、垂直方向にズレたうえに、見事なほどピッタリとしていたので、気付き難かったです。(細長い物を撮っているので、船首付近が微妙にピンポケになっていたのも、それに一役買っていました)
流石に、これはマズいと思い、十六弁菊花紋章がはっきり写っているアングルだけ、撮り直して、差し替えました。
2年近く気付かなかったのも難ではありますが、それでも気付いて直せたのは、まだ良かったとは思っています。
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製作記事
(掲示板に書き込んだ事を再編集したものです)
※一部文章は、上に掲載されております本文と、重複しています。
天城をつくる1
週刊ではありませんが、習慣の字を使う事になるほどには、長引かせたくないです。
基本構造は最初に格納庫を作り、これを挟み込むように、左右分割の船体を取り付けます。パーツの合いは良好で、パーツの合いを確認する為に仮に組込んだ甲板のパーツは、逆さにしても落ちませんでした。
同型艦も含めて作る人がいるか分かりませんが、参考の為に。説明図では、内側から0.5mmで穴を開けるように書かれていますし、ガイドも0.5mmですが、ピンの方がやや太いので0.7mmでもキツイくらいです。
このうち艦首部の4つは噴進砲の為のスポイソンと支柱用なのですが、スポイソンの方はぴったり合いますが、支柱用の穴は指示通りに開けると、ややズレてしまいます。
スポイソンの方は左右共にバッチリなだけに、上の2つだけ開口して、支柱(G6 G7)を現物合せで接着した方が良いと思います。雲龍を竣工時で製作する以外では、3隻すべて共通するパーツです。
説明図では煙突直後の機銃はシールド無しとなっていますが、これはどう考えても変です。問題は雲龍のように4つすべてシールド付なのか、葛城と同じく前2つだけがシールド付なのか、写真を見る限りでは前者っぽく見えるのですが…。
あと、アオシマ純正のエッチングパーツですが、写真入りの説明図A4サイズが2枚入っており、なかなか親切です。
…なのですが、多分、天城は、雲龍の写真をそのまま流用したのか、艦橋は、組立とエッチングの説明図とで、矛盾しています。これは組立説明図の方が正しいので、その通りに組立てて、取付は葛城と同じにすれば問題ありません。
と、まぁ、今までの製作で気付いた事を、つらつらと書いておきました。作る方がいれば、参考に。
天城をつくる2
今回はエッチングパーツについて、…です。
アオシマ純正の物は「雲龍専用」と「葛城専用」が売られていますが、商品名は葛城専用ですが、内容は天城と共用です。
価格は、どちらも2,500円なのですが、内容で言うと断然に葛城用の方が、お得です。と言うのも、雲龍用の物は、初回分に同封されていたサービスパーツのせいで、このキットで最も残念なパーツ、起倒式無線檣が入っていません。
葛城用の物は、天城と共用な事もあり、電探や手摺など汎用性のある物が、重複、余剰となり、かなりオシイシです。また、使用の指示はありませんが、水密扉が、なんと52個も付いてきます(雲龍用には無し)。
さて、そのエッチングパーツの取付ですが、「瞬間接着剤で〜」では身もふたもありません。と言うより、書き込む意味がありません。
今回、エッチングパーツの接着に使用したのは、ゴム系接着剤。
かなり昔のモデルアートに書かれていたので、方法としては知っていましたが、正直「えっ、模型で、ゴム系接着剤はないだろう」、と懐疑的でした。が、やってみたら、これが超やり易かったです。
方法としては、ゴム系接着剤をラッカーシンナーで希釈、これだけです。強度的に不安があれば、更に瞬着で固める事もできます。
瞬着が劣化などで固まらずにパーツが着かない、接着力が弱く重ねて使った為に固まった瞬着でボコボコに盛り上がる、と言った事もなく、とにかくやり易いです。
アフターパーツとして購入するかは別としましても、ピットロードのキットなどは、最初から封入されている事も多いですし、別にエッチングパーツを使うのは艦船模型だけではないので、お困りでしたら、試してみて下さい。
天城をつくる3
もう少しで手摺の取付が、半分に達します。上からの写真ですと舷外通路がスポイソンの影になって見えないし、そもそも携帯で撮った写真で、このサイズですと、判別が困難ですね…。
やっている時間の割りには、進んでいる感じがしないです。
天城をつくる4
ようやく手摺をすべて着け終え、エッチングパーツについては、ほぼ峠を越えた感じです。
100均で購入した物ですが、今回の作業に最も貢献したのは、間違いなく老眼鏡ですね。こんなに素晴らしいアイテムが100円で買えるなんて!、と感動ものです。
で、エッチングに限らず工作面も、ほぼ終えた感じですが、今回の作業でやったテクニックと言うほど大袈裟ではありませんが、ちょっとした事を書いておきます。
エッチングは勿論の事ですが、スポイソンの支柱など小さいパーツも多かったので、その対策です。
2枚目の写真にありますように、マスキングテープを貼っておく。…それだけです。
紛失防止は勿論の事、湯口処理の時に持ち手としても、活躍。
ピンセットで摘んだ時に、万が一、弾いて飛ばしてしまっても、マスキングテープのおかげで発見し易いですし、面積と重量が増えているので、あまり遠くまでは飛びません。
実際、スポイソンの支柱を弾いてしまった時は、約30p前方、同じコタツの天板の上に落着していました。
手間としては二度手間で効率は悪いかも知れませんが、紛失のリスクや捜索の時間的なロスを考えれば、決して悪い方法とは思いません。
もう一つ、エッチングパーツなど、金属性部品の接着には、どうしても瞬間接着剤を使う事が多いと思います。
先に書きましたようにゴム系接着剤を使いましたが、最後にガッツリと固定するのには、瞬間接着剤を使いました。
で、この時に困るのが、パーツの位置の微調整に使っている道具、自分の場合は主にピンセットやデザインナイフですが、パーツがキットに着かずツールの方に着いてしまうケースです。
この対策として、有効だったのが、リップクリーム。発想その物はポリパテを使う時に、離型剤として使用する事の応用ですので、特に目新しい訳でもないですが、有効な方法です。
方法としましては、単純。ピンセットなら先端に指で軽く塗る、デザインナイフなら刃を突き刺す、この程度で十分です。
これでパーツがキットに着かずに、ツールの方についてしまい、やり直し。と言うトラブルは回避できます。
あと、ついで。最近100均で見掛けたので購入して使ってみましたが、瞬間接着剤用はがし液、これ使えます!
別に瞬着その物は、これでなくても剥がせますが、何しろ100円で購入できるし、価格以上の働きはします。
もっとも、これの出番が無い方が、本当は良いのですが…。
と、まぁ、つらつらと最近やった事などを書いておきました、参考までに。
天城をつくる5
今回は、エッチングパーツ以外のディティールアップです。
既にマスキングで見えませんが、格納庫の壁の助骨。一部、モールドが無いので、伸ばしランナーで追加しておきました。
艦橋の天井部には、「高雄」の時と同じく、双眼鏡を追加。これも伸ばしランナーです。
あとは、艦首の旗竿。これも「高雄」の時と同じで金属性に置き換えています。
これ自体は、定番だとは思いますが、あまりに古いやり方なので、知らない人も居るかも知れないので、ちょっと書いておきます。
金属を接着する場合、多分、ほとんどの人が瞬間接着剤を使うと思いますが、自分は、ハンダを使います。
やり方は、フラックスを塗って、ハンダづけするだけです。
コツとしましては、十分に熱したコテの先端を軽くあてる。そうすると付着している残りカスが毛細管現象で隙間に上手く入ります。
ハンダ付けも、熱して溶かした金属で接着する、と言う点では溶接の一種ですから、強度は瞬着とは比較になりません。
今回、使用したのは0.28oのステンレス線ですが、この細さだと瞬着では強度的に不安ですし、ある程度の強度を求めると、せっかく細い金属線を使用したのに、接着部分だとコブみたくなってしまい、スマートさに欠けます。
注意して欲しいのは、金属の種類によっては、ハンダ付けが出来ない、と言う事です。
「天城」もウォーターライン・シリーズなので、定番の共用パーツ「Wランナー枠」が入っています。もともと70年代初出のキットに対するアップグレードパーツなだけに、今となっては、むしろ足を引っ張る部品とも言えます。
ハセガワの「天竜」「龍田」(新金型)では、このWパーツは、使用されていません。
置き換えの定番としては、ファインモールドのナノ・ドレッド・シリーズなのですが、流石に青天井で予算をつぎ込める訳でもないし、精密すぎて他のパーツとの整合性も疑問でしたので、見送りました。
そこで今回使用しましたのがピットロードの「新WWU日本海軍艦船装備セット[1]R」。
これも安いとは言えない、と言うより高いのですが、今回の天城と次に作る予定の物で、ちょうど欲しいパーツを使い切るので、2回分と考えて購入しました。
携帯のカメラでの接写では、モールドの繊細さが今一つ伝わりませんが、ファインモールド製ほどの超絶さはないものの、W枠の物とは格段の差です。
一方で、ディティール・ダウンした所もあります。
前述のW枠ですが12m内火艇(W12)が2つ付ますが、天城では、これを3つ使うので、残り1つは通常のランナー枠に新金型の部品として付属しています。
何と言うか、明らかに出来が、違うんですよね…。
完成後は上からは見えず、横からわずかに見えるだけなので、キット付属の部品は温存。大量に在庫があるW枠パーツから流用しました。
今回も、文章が長くなりました…。
天城をつくる6
ようやく工作がすべて終わりました。後は塗装後に取り付ける部品だけです。と言う訳で、前半の総括です。
小学生の頃にはよく作っていましたが、流石にこれを指して復帰とは言えないので、まぁ、11年に製作した「綾波」から本格的に艦船に手を出したと言った感じにはなります。
11年以降、工具の拡充なども含めて、少しずつは前進してきたと思っています。ピットロードの製品に付属していた事もあって、エッチングパーツに触れる機会も増え、以前よりかは慣れてきたかな? とは思えるようにはなりました。
エッチングパーツについては、必須とは思わないですし、金額的にも高価ですから推奨もしません。ただ、模型が手間を楽しむ趣味と捉えるなら、価格分の手間は掛りますし、効果もあるとは思います。
まぁ、艦船を作る度に毎回これだけをやれ、と言われたら、嫌ですね。特に方位探知機や13号電探、無線マストなど、細かなパーツを組み合わせるヤツは、辛かったです。
とりあえず、少し休憩と言うか、目に優しいキットで気晴らしをして、それからってところでしょうか?
それでは、次回も、muy bueno!
天城をつくる7
後半と言うか、塗装に入りました。
キットの方は、飛行甲板の迷彩については、付属デカールで対応が可能で、外舷21号を一色塗れば済むようになっています。
今回、ちょっと遊びたいのでデカールではなく、塗装で対応する事にしました。
方法としては、アイマス機などを塗った時と同じで、デカールをスキャナーで取り込み、プリントアウト。
これに両面テープを貼って、切り出して使用。
コピー紙の厚さや柔らかさから、曲面への追従は悪いですが、基本的に平面で凹凸の少ない飛行甲板になら、使い易いです。
既に、外舷21号は塗り終わったので(写真は塗る前です)、マスキングして、22号を塗れば、基本塗装は、ほぼ終了します。
それでは次回も、muy bueno!
天城をつくる8
本体の塗装は、ほぼ終えました。
ここまでくると、それっぽく見えてくると思います。
エレベーターはキットには1基ずつしか付属していないので、格納庫用の物はプラ板で自作しました。
大きさはギリギリで作ってありますので、少し斜めにすれば、もう一段下に落とす事ができます。
これからは艦載機の塗装に入ります。
キットにはWL共用の物として彗星、天山、彩雲、流星改。
アオシマの雲龍型共用として、翼を折畳んだ状態の天山と流星改、増槽付の彩雲。
あと、説明書に記載はありませんが、烈風が3機。(葛城とランナーが共用と思われます)
そして天城専用(らしい)の紫電改。
紫電改は、天城以外ですと、ピットロードの別売りセットにのみ入っていますが、現在は店頭在庫のみですから、なかなか貴重なアイテムです。
ただし、付属するのは、2機だけです…。
とりあえず天山だけは定数の36機が揃っていたようなので、これを並べる分には嘘ではないハズだと思ってます。
でも、嘘でも良いから気分的には、烈風を並べてやりたくなりますが…。
それでは次回も、muy bueno!
天城をつくる9
とりあえず完成した分だけ載せてみましたが、何か寂しいので、もう少し増やしたいと思います。
上に載せるだけなので、完成後でも追加できるので、合間を見つつと言った感じです。
キット付属の物は、翼の折りたたみを再現していますが、翼の厚みがかなりあり、識別黄帯を塗ると、より一層目立ちます。
既存の物に手を入れた方が、結果的には良い物になると思います。(流星改のうち一機は、WL共用の物からの改造です)
ベースは、完成後の保存を前提に、最初からケースの利用を考えていました。
100均の物ですが、サイズを確認せずに「多分、余裕だろう」と思って購入しましたが、合せてみたら結構ギリでした。
海面の表現は色々な方法がありますが、今回はおそらく最も安価なマテリアルで済ませました。
まずは、それっぽく塗装。
後はプラカラーを混ぜたシリコンを塗って、それらしく成型して終わり。
利点は、まずホームセンターで極めて安価に購入できる、余剰分は自宅の水回りの補修に使える、粘度が高いので波や水柱も簡単に表現できる。
反面、余剰分の保存期間が短く、ほぼ使い捨て。また、作業可能時間は、約30分程度で、一発勝負。
プラカラーと共に混入するシンナーの量で、粘度を緩くする事も出来ますし、硬化時間を遅延させる事も出来ます。ただ、どの程度の比率まで可能かは、分かりません。
それでは、次回も、muy bueno!
天城をつくる10
ボートと菊花紋章を着ければ、完成です。多少のリタッチなどもありますが、先ずは完成と言って差支えないでしょう。
起倒式無線マストは、普通に組立ててれば、ちゃんと起倒式になります。もっともケースの横幅の関係で、倒す事はできませんが…。
遮風柵は両面テープ、滑走制止装置は糊で、それぞれ止めているだけなので、外したり、立てたりする事が出来ます。
あと、高角砲も、砲身が上下します。
まぁ、これなら明日には完成すると思います。
結局、連休期間を、すべて使った気がします。
何処かに遊びに行ったと思えば、これだけの期間遊んだ訳ですから、安いのかもしれませんが…。
と言う訳で、次回は、muy buenoな最終回になるハズです。
ウォーターライン シリーズ No.218 天城
1/700
アオシマ
製作・King of MIZONOKUCHI(2017年)
こちらは、旧キットの方です。
リサイクルショップの店頭で見掛けて、思わず衝動買いしてしまった物です。
新キットの方をきっちり作ったのに、後になってから旧キットを作る意味は薄いですが、「天城」の旧キットは、存在は知っていましたが、実際に作った事は無かったので、一度くらいは触っておきたい、それが理由と言えば、理由でしょうか?
このキットが、どう言うキットか知った上で買った訳ですから、内容その物について、云々と言うつもりはありません。
それに航空母艦の旧キットと言えば、このような感じでしたし、Wパーツもありますから、特別悪いという印象は受けませんでした。
また、航空母艦の場合は、どうしても視線は、面積的にも目立つ飛行甲板に行きますから、他の艦船に比べれば、まだ旧キットでも見られる気がします。(あくまで「まだ」ですけど…)
基本的にストレート組みですが、旗竿を金属線で作成して追加、飛行甲板は新キットを製作した時に使用しなかったデカールを流用、また天山のデカールも、うっかり新キットの余剰を使用してしまったので、完全に「ストレート・フロム・ボックス」とは言えないです・・・。