隼二型

中島キ-43U 一式戦闘機 隼
1/72
ハセガワ
製作・松本の幹事長(2018年)

 

 初めて触った飛行機模型はハセガワのA帯だった。と、いう方も、多いでしょう。

 新金型のキットが発売された後も、低価格や部品数の少なさなど、初心者用の入門キットしての位置づけで、ラインナップに残っている製品も、あります。

 

 製作者のコメントには、「柄にもなく〜」とありますが、凸モールドを、すべて凹モールドに、彫り直しています。

 

 このキットに限らず、古いキットは、大概は、凸モールドです。

 これは、あくまで飛行機のパネルラインを模型的に表現したもので、嘘か、本当かで言えば、凸も、凹も、どちらも嘘になります。

 と、言いましても、模型的な見栄えや扱い易さで、多くのモデーラーが凹モールドを好みますから、全体の風潮も、そちらがメインストリームとなります。

 

 ハセガワの旧キットを、形出し(プロポーション)は良好だけど、凸モールドを理由に忌避する人も、多いかと思います。

 彫り直すのも意外と手間ですし、「凸モールドなら、そのままでも、いい」と、開き直るか、この二択しかありませんが…。

 もう一つ、第三の選択肢としては「日和って、凹モールドの1/48」、という道もあります。

  

 

 

 

 

 塗装前に表面処理を行いますから、当然ですが完成時となっては分かりませんが、色々と苦労して、何と製作期間は5ヶ月にもなります。

 おそらく話しを聞けば、「そこまでするなら、もう一つ、買えば良いのに…。そう高い訳でもないし、入手が難しいアイテムでもないのに」と、思うかも知れませんが、そこは、日本人の勿体無い精神!
 買った以上は、作って、完成させる! 手を着けた以上は、責任を持って、完成させる!!
 まさにモデラーの鑑です!

 

 実際、塗装の下はポリパテやらプラ板で、かなりのつぎばぎ状態の様です。

 

 今回、塗装の剥げの再現は、歯磨き粉のマスキングを試験的に導入したそうです。
 最近、ヘアースプレーなどを使用してマスキングする技法が、わりと流行っている様ですが、その一環と言ったところでしょうか?
 いきなり上手く行くとは限りませんが、複数回やってみて、経験を積めば、塗装の引き出しが、一つ増えると思います。(ウチでは、まだ塩マスキングのテストを終えただけで、実践レベルでは、導入していません)

 

 

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