指定色/銀色部門

 

 

NISSAN GT−R with LiLiTH Heroines

NISSAN GT−R(R35)
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タミヤ

制作・King of MIZONOKUCHI

 原案その物は09年のコンペ時のもので、アニメやギャルゲーではなく、美少女ゲーム(18禁)を使ったラッピングを、やらなかった方が個人的にはむしろ不自然なくらいです。ただ、エロに走るのは反則な気がしましたし、車検は通っても別の法律に引っ掛るのも、躊躇った理由でした。

 美少女ゲームたるもの、出す所を出して(見せて)、こそ。普通の画を使ったのでは、美少女ゲームをモチーフにする意味がありません。このような理由から、その時点では製作を見送りました。

 で、実は、当初今年の本命アイテムは「赤色部門」に京急2100系を予定していたのですが、予算の都合で見送りました。あっ、京急の色は赤でもなく、エンジでもなく、バーミリオンです! これ、重要ですから。

 話しを元に戻しますが、京急2100系を見送った時点で、「ソアラ with 会長はメイド様!」「インテグラType-R with Fate/hollow ataraxia」に続いて、今期3台目の痛車にするかな?と、何となく決めました。

 ただ、既に今季二台の痛車を完成させており、普通に作ったのでは、出来はともかくとして、インパクトは低いです。そこで「本物(の痛車)を見せてやる(by真壁刀義)」と言う事で、満を持してLiLiTHのラッピングを投入。
 ラッピングは決まりましたが、ベース車は未定で、とりあえず画像データの選定に入りましたが…。ごく一部(一人?)から「リリスマイスター」と呼ばれるくらい、リリスのゲームをやっているだけに、数多いキャラの中から、誰を、どう選ぶか?

 真壁刀義の言葉を借りるなら「おう、俺様がいつも言っているよなぁ、痛車は、生き様だってよ! それしか出せないんだし、それを見せるしかないんだよ!」、生き様と言うよりかは、趣向とか、そう言った感じですが…。

 先ず、痛車的に最も目立つボンネットは、ロッテかさくら、しかない! この二択はすんなり決まりましたが、その先が…。熟慮を重ねた結果「おれさまランキング」で30点満点を叩き出した、リリス最強ヒロイン・ロッテ(奴隷メイドプリンセス)に決定。
 更に2タイプを試作した上で、今の方を採りました。不採用分は抱き枕に使われています。

 次に右サイドですが、これは運転席側で(仮に自分の車だとしたら)自分が良く見る側なので、当初はボンネットの選定で負けたさくらが配置されていました。ただ、数多いリリス作品をたった1台で表現するのは無理。となると、次は「対魔忍シリーズ」単独で1台作る可能性もあるので、今回はさくらに大人になってもらい、リリスが誇る女子高校生巫女・八神蘭(闇巫女)を採用。

 逆の左サイドは、当初は単独でラッピングしないキャラを可能な限り入れる、と言うのを考えました。また、左側は歩道側になるので、見える側だけ18禁ではなく全年齢仕様にして、右側をこれの18禁仕様にする、と言う案も考えましたが…。
 最終的には、右側は蘭を単独での配置を優先、それにボンネットのロッテ、これらのデザインの統一性とインパクトを考えて、褐色貧乳の伝道師・リリィ(Tentacle and Witches)を採用。デザインの関係で同作品から森乃由子、もうこれは完全にオマケですが、配置しました。
 最初にデカールを貼った時までは、局部をマントで隠していましたが、右側の蘭が全開なんだから、左もそうしてしまえ!、と画像データを修正。今のようになりました。これは、もう、車検に通っても、別の法律に引っ掛りますね。

 天井は、ボンネットと右側の選定で落ちたものの、看板タイトルの「対魔忍シリーズ」皆勤賞のさくらが、まったくラッピングされないのも、問題。と言う事で、井河さくら(対魔忍シリーズ)に決定。
 絵柄は最も早く決まっていたのですが、後から画が確定した蘭やリリィが、強烈なインパンクなものになったので、結果的にさくらは大人しい画になってしまいました。

 リアウインドは、当初はリリィが配置されていましたが、左側にコンバートされた時点で、空となりました。ある程度の面積が取れるのは、あとはここだけなので、どのキャラにするか、最後の一枠だけに悩みました。
 初期作品から高見瞳(姉☆孕みっくす)と井上静香(奴隷な彼女)、この二択までは絞りましたが…。小さくして2人入れるなど、何パターンか試作しましたが、最終的には静香、それに「ゆずみなつ」の立ち上げ時の注意事項の文字ネタ、これに落ち着きました。
 ただ、このキットはエンジン付でボンネットが開くので、これを活かしてボンネット裏に、瞳を配置。もう、苦肉の策ってレベルじゃあないですね。

 また、すべてに共通して言える事ですが、既存のCGがそうそう上手くフィットする訳でもなく、欠損や不足部分を補ったりなど、加工にもかなりの時間を費やしました

 ベース車の方ですが、GT−R(R35)に決まったのは、10月になってからです。選定理由は、まぁ、ここでは書きませんが、かなり深い理由があります。

 キットは、アオシマの物が欲しかったのですが、店頭にはタミヤの物しかなく、時間的に余裕がなかったので、それにしました。ボンネットやサイドなど、形状的には痛車向きと言えず、デザインとレイアウトには苦慮しました。
 PC上で入念にレイアウトをシミュレートした上で、更に普通紙に印刷した物を使い、実際に貼りつけて大きさを数度に渡り調整。その為にも早く実物が手元に有る必要がありました。
 これだけテストしても、左側はデカールを作り直す事になりました。もっとも、それが故に左側の画が、より一層過激になりましたが…。

 基本的に国産スポーツ車をベースにしているので、セダンならともかく、後ろが低く下がっている関係から面積的に狭く、手間の割に効果が少ないと言う事で、今までサイド後窓は使いませんでした。
 ただ、ちょうどこの時期に通勤途中で痛車を見掛け、縦方向のラッピングの効果とインパンクを感じて、今回の目標である「過去最大のラッピング面積」実現の為にも、普段はラッピングしないサイド後も使用。

 

 名将山本昌邦の言葉を借りるなら「あと、5分。だけど、その5分が、世界との差なんだよなぁ〜」って、感じです。時間その物が無かった訳ではなく、ペース配分が間違っていました。今回のボリュームに対しては、ちょっと不足気味でした。

 まぁ、新車の販売価格が概ね一千万円、その車に18禁のラッピングをするなど、リアルではあり得ないでしょう。そう言った意味では現実味はありませんが、だからこそ模型でしか出来ない、とも言えます。

 ラストにきて色々とトラブルには見舞われましたが、結果は出せたと思っています。これで勝てるかは分かりませんが、「負ける時は、チャンピオンのように、負けたい(by山本昌邦)」、そんな感じです。

「次も、LiLiTHのラッピングで、痛車を作って、やるさぁーっ!」
「なんでぇ〜?!」
「その時も、日産の車を、ベースに使って、やるさぁーっ!」
「なんでぇ〜?!」
「何でかって?、それは鍛えてるからさぁーっ!!」   

 修正には万全を期していますが、万が一粗相があった場合には、ご一報下さい。

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 当初は仮の完成と言う事で、窓(透明パーツ)も、両面テープで仮留めしただけでしたが、写真を撮ってみて、後から気付きました。車体をはめる時の振動などで、パーツがかなりズレていました。、

 流石に、これは酷いので、後日、ちゃんと接着したうえで、撮影し直して、差し替えました。

 コンペの締切と言う点では、差し替えはどうかとも思いましたが、せっかく苦労して作っただけに、その辺りは汲んで欲しいところです。それに主催している側としては、他の人よりかも直前に使える時間が少ないので、その分のロスタイムを使った事にして下さい。

 

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