ダーティペア('85.7〜'85.12)

 

 「クラッシャー・ジョー」シリーズと同じく、高千穂遙の小説が原作。どちらがを代表作と見るかは、人によって違うと思うが、「ダーティペア」がアニメ化された時点では、むしろ「クラッシャー・ジョー」の方が、既刊数も多く、映画化などの実績もあり、代表作と呼ばれる立場にあった。

 放送当時としては、ターゲットを男性としていながら、女性が主人公の珍しい作品であった。下着当然の露出度の高いコスチュームでのアクションが、ゴールデンタイムに全国放映された為、PTAから、かなりの苦情があった。幸いにして「キューティーハニー」のように、放送時間帯が移る事はなかったが、26話中23話で放送が終了、1話は時間帯を移して、残り2話未放送という、変則的な放送となった。
 TV本編中で二人の下着姿が出た時も、当時のアニメ誌で「日頃から下着当然の格好でいるので、これほど下着姿に有難味がないキャラも、珍しい」と言われた。

 TV放映は短かったが、その後未放映の2話をOVAとして、単発のOVAが2作品、劇場版、全10話のOVAと、長い人気を誇った。放送当時からターゲットが男性にあった為、人気はユリの方に集中。TV版OPでは二人の比率は半々であったが、OVA版OPになると需要に応える形で、ユリが9割以上、ケイは、わずか数秒と言う比率になっている。
 原作の小説も、間に「ダーティペアFLASH」を挟んだものの、最新刊「ダーティペアの大帝国」が07年に出ており、息の長い作品となっている。

 ユリ

制作・King of MIZONOKUCHI
フカヤ 1/4

[本編ページへ] 

Return