V号突撃砲F型 大洗女子学園 カバさんチーム

V号突撃砲F型 1/35 プラッツ
V号突撃砲F/8型 1/35 グンゼ
V号突撃砲G型初期 1/35 タミヤ
制作・King of MIZONOKUCHI

 

 

 

 松本の幹事長氏がヘッツァーを完成させ、こうてい氏がW号戦車D型に手を挙げてくれたので、八九式中戦車の他に、もう一つか二つくらいは、やるか。と思い、意外にも、誰も手を挙げていなかったV号突撃砲にしました。

 ベースはプラッツのオフィシャル・キットですが、まぁ、何と言いますか、最近のキットとは思えない出来ですね。勿論、中身は普通のF型が入っており、ボックスアートとデカール、それに旗が付属する以外は、ガルパン仕様でもなんでもありません。
 余談ですが、アマゾンの商品レビューを見ていても、プラッツのガルパンキット、叩かれてますね。アマゾンのレビューは購入した人しか書き込めないので、代金を支払った消費者のコメントですから、言う資格はあります。

 さて、V号突撃砲の系列は、タミヤやドラゴンなど各社が、各種出していますが、数があるだけ当りもあれば、ハズレもあります。普通にV号突撃砲F型として見るなら、手間は掛るけど、まぁ、普通かな? ガルパン仕様のF型として見るなら、ダメダメですね。

 まず、足回り、特にサスはタミヤのG型初期から、移植する事をお勧めします。プラッツのキットも、足りないボルトを追加すればOKですが、ボルトと言うよりリベット程度の大きさなので、再現度に難があります。
 更に、このキット、そのままだと転輪が軸に入りません。軸が太いうえに長いので、軸を適当な長さで切飛ばして、転輪側の穴を広げないと、収まりません。って、ここまで来たら、下半分はタミヤの物に置き換えた方が、早いですね。 

 車体の方も部分的に合いが悪かったり、隙間が目立つ所もあるので、必要に応じてプラ板で裏打ちするなど、なかなか手の掛るキットです。まぁ、これは他のキットでもある事なので、このキット固有の短所ではありませんが…。

 総括するならば「最近のガンプラしか知らないキャラ物モデラーだったら、たとえストレート組みであっても、絶対に完成しないキット」、と言えるでしょう。少なくてもガルパンを見て、キャラ物感覚で購入、製作して、完成させられるほど甘いキットではありません。
 履帯が、ベルト式になっているところに、せめてもの良心を感じます。

  

→ 製作記事、コメント等は、HPの収録ページへ 

 

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