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How to 自作デカール

 

自作デカール その1「maxell 水ぴたタトゥシール」

 ○maxell 水ぴたタトゥシール
○プリンター Canon iP-4200

  

☆長所
・初期投資が低額
 ハガキサイズ2枚入りで、約400円。一枚辺りの単価としては200円弱なので、手軽に使える。A-one製の方もハガキサイズで、だいたい200円くらい。

・入手し易い
 今回使用したのはmaxellの製品ですが、A-oneの物も含めれば、少し大きめのパソコン店なら、扱っています。

・発色隠蔽力が良い
 通常のデカールと比べても、隠蔽力は優れている(白地に限る)。発色についても、不満は無く、十分。 

・水に強い
 一度転写してしまえば、インクジェットにも関らず、全く水を問題にしない。

  

☆短所
・貼り難い
 あくまでシールなので、水転写と言ってもデカール感覚では使えず、位置決めも一発勝負。また、製作時に気泡を噛む危険性もあります。

・シート自体の凹凸
 粘着剤付きの白地シートがシルク地みたくなっている為、どうしてもパターンが見えてしまう。(研ぎ出し後は、ほぼ気にならなくなります) 

・透明度に難あり
 透明シートの方は、印刷シートは微妙ですが、粘着剤の透明度が低く、用途やベース色によっては使い物になりません。

・相性問題
 今回使用した組合せでは、そのままでは「赤」が転写されず、大量の失敗を出してしまった。(これはプリンターのインクとの問題なので、どのメーカーの何色なのか、実際に使ってみるので分かりません…)

 

☆長所でもあり、短所でもある点
 シール自体はかなら柔らかく、曲面などに合わせ易いものの、その柔らかさ故に、あつかい辛い。

○失敗例

 左の写真は前述の通り、フィルムの粘着剤が台紙(印刷シート)に定着せず、透明フィルムに残ってしまってます。これは何度やってもダメでした。

 若干、形が変わってますが、見事に髪の赤色だけが定着していないのが、解ると思います。(左上写真) 

 そこで赤インクと粘着剤の相性に問題があると考え、印刷シートをプリント後にトップコートを吹いて赤色を覆った後に、フィルムを合わせてみましたら、見事に成功しました。(左下写真)
 

○応用
 長所で述べた「一度転写してしまえば水に強い」と言う利点と、失敗から学んだ「トップコートで覆う」を組合せ、印刷シートにプリントした後、トップコートで覆ってしまえば、粘着剤シート抜きでも転写する事が出来ました。(仔細は後述)

 流石に通常のデカールの様に水の中へドボンは不味いですが、普通に説明書にある通りの方法ならば、全く問題無く転写して、普通のデカール感覚で使用する事が出来ます。
 
この方法の場合は、白色は粘着剤と一緒にフィルムに着いているので、白が使えないと言う欠点はあり、使い道としては「ミラクルデカール(透明)」と同じになりますが、手軽さや扱い易さは上回ると思います。

 この方法のメリットとましては、粘着剤が無いのである程度は位置決めが楽になり、粘着剤成分が無いので透明度も、やや高くなる事です。

 

○リカバリー方法
 粘着成分はかなり強力で、プラカラーやポリパテですら剥がす中性洗剤でも、全く歯が立ちません。ちまちま指で擦り落とすしか方法が無いかと思いきや、意外にもエナメル溶剤で簡単に落とす事が出来ました。
 失敗して剥がした後は、綿棒にエナメル溶剤をつけて擦れば、簡単に綺麗する事が出来ます。

 

☆結論
 貼り易さと言う点では、やはりデカールに劣るのは否めない。但し、費用対効果と手軽さは魅力。あまり大きなサイズで無ければ、かなり使えるアイテムだと思う。

  

  

自作デカール その2「K-TRADING MIRACLE DECAL」 

○K-TRADING MIRACLE DECAL 
○プリンター Canon iP-4200
○武蔵工業 ベーススプレー

  

☆長所
・単価は安い
 A4サイズ3枚入りで、約1,000円。一枚辺りの単価としては300円程度なので、単位面積で見ると安い。

・発色が良い
 使うプリンターにもよりますが、印刷の仕上がりに不満はありません、隠蔽力についても、印刷された面については、そう悪くはありません。  

こちらはベーススプレー、専用の物もあります。

 

 

 

☆短所

・印刷面が弱い
 左の写真、膝付近の矢印箇所ですが、インクが落ちて白くなっているのが解ると思います。デカールを貼るさいに、チョットでもシワになったりすると、直ぐにその箇所のインクが落ちてしまいます。小さいサイズならば比較的簡単に貼る事が出来ますが、大きなサイズともなると、シワなどを作らずに貼るのは至難の業…。
 また、水に浸けた時に水分を吸って反り返たり、縁を切り抜く時のデザインナイフ、それだけでもインクが落ちてしまいます。
単価が安いので、再度製作すれば良いですが、クリアー吹きの手間を考えると、ロスを計算して多めに作る必要があります。 

・手間が掛かる
 プリント後に印刷面をクリアーでコートする事により耐水性を得ますが、かなり確りクリアーを吹かないと、インクが水で流れてしまいます。(これを逆手に取って下地用の物などは、クリアーを吹かずにガイドのラインを水で消す、と言う方法が使えます)

・入手し難い、初期投資が掛かる
 ある程度大きくてマテリアルも置いている模型屋でないと入手できず、ベーススプレーは更に入手し難いです。また、置いている店でもクリアー用の物しかなく、白は品切れと言うケースも…。
 また、単位面積で見れば安いのですが、ベーススプレーなども含めて、初期投資には、やや金額が必要です。

 

 

 

 

 

 

  

☆短所では無いが、注意する点
印刷面が汚れ易いので、先ず軽くで良いからクリアーを拭いて表面をコートしてから切り抜きの作業を行い、その後に切り抜きの断面を含めてクリアーを吹く必要があります。

・マークソフターは使えますが、元々でかなり柔らかいので、迂闊に使うとドロドロになります。下手に使うと失敗の原因になりますので、どうしてもと言う所にだけ使った方が良いと思います。

用紙の取り扱いにも注意が必要です。おそらくA4サイズを一度に使い切る事は少ないので、何度かに分けて使う事になると思います。その時、未使用の用紙に指紋などが着くと、後で印刷した時にハッキリ出てしまいます。

・前述のように印刷された面につきましては、隠蔽力は悪くありません。一重でも結構いけると思います。ただ、白デカールとして使う場合、何も印刷されていませんので、隠蔽力はかなり低いです。 (右の写真を参考にして下さい)

  

◎印刷面の保護に使うクリアーですが、ラッカー系クリアーをペンキ用ラッカーシンナーで希釈した物でも、全く問題無く使う事が出来ました。

 

 

 

 

 

  

 

☆弱い印刷面を上手くカバーして貼る方法
 普通のデカールの様に「貼る位置に合わせてスライド」と言う方法を採ると、上手くスライドせずにシワが出来てしまい、結果としてロスが出る原因にもなります。どうも上手くスライドしない原因は、断面を保護する為に吹いたクリアーだと思われますが、余白と印刷面保護の観点からすると、致し方ない所です。
 色々と試行錯誤した結果、現時点でベストと思われる方法としては、「一度平らな所で台紙を完全剥がしてしまい、その後で貼りたい場所に貼る」と言うものです。
 この方法の弱点としては糊成分が不十分になり易く、後で剥がれ易いと言う所です。リカバリー方法としては「爪楊枝をマークセッターに入れた後、浮いた部分に刺し込んで貼り付ける」のが良いと思います。爪楊枝に付いた程度のマークセッターならデカールも大丈夫ですし、その程度でも十分に固定する事が出来ます。

 

☆切り出した時に縁のインクが剥がれた場合
 デザインナイフ等でデカールの余白を切っている時、縁付近のインクが剥がれ易いです。普通のデカールなら、軽く切っておき貼る時に剥がすと言う方法が使えますが、ミラクルデカールの場合ですと断面から水が入りインクが流れてしまう危険があります。
 その為、どうしても台紙ごと切って、断面にもクリアーを吹く必要がありますが、そうしますと断面のインクが剥がれると言うケースがあります。
 本体色が白ならば目立ちませんが、ラインが歪になり、今一つ見栄えが良くありません。また、貼り付けた後で本体色でリタッチしても、同様です。
 そこで「印刷面を保護するのは、何もクリアーでなくても良い」と考え、切り出した後、貼る前に、縁付近を似た色のプラカラーで塗ってしまいます。(右写真の髪及びリボン参照)
 この方法ですと貼った後からリタッチするより楽、断面の保護も兼ねる、本体色を問わずに使えると言うメリットがあります。
 デメリットとしましては、似た色を調色する必要があると言う点です。

 

  

 

 

 

☆「ミラクルデカール」アキレス腱を、何とかする方法!
 結局、何処までもついてまわるのが、耐水性を得る為のプラカラーのクリアーが曲面に追従しない、という点です。つまり曲面に追従してくれる、耐水性がある、高い透明度、この3つを兼ね備えた物があれば、かなり使い易くなります。

 しかも入手し易く、価格的にもそう高価でないもの、となると選択肢としてベストなのは、ポスターカラーの定着剤です。説明には3回程度で耐水性を得るとなりましたが、かなりの回数吹いても、通常のデカール感覚で水にドボンに耐えられるぼとの、耐水性は得られませんでした。おそらくメーカーの方も、そう言う使われ方を、想定していないのだと思います。

 ただ、ポスターカラーの定着剤を数度吹き、その上から軽く一度プラカラーのクリアーを吹けば、デカールを台紙から剥がすのに最低限の水程度ならば、十分に耐えられるようになります。
 
また、使い勝ってについても極端に印刷面が弱いと言う事はなく、通常のデカールの処理作業には耐えられます。

 下地に白が使えなくても、色をちょっと濃い目にして印刷してやれば、下地が明るかったり、近似色、銀色やそれに近いメタリックならば、単独でも使えます。

 この方法は「ミラクルデカール」使い方を、チョット広げてくれます。左写真のFTOですが、ボンネット左のロゴは、上記の方法で下地抜きで、「ミラクルデカール(透明)」を、単独で使用しています。

 

☆結論
 自作デカールと言うと、数年前ですと海外製の物が5千円くらいしたので、その事を思えば少々の不便や不都合があっても、許せる気がします。確かにアルプス電機の熱転写式で製作する物に比べると、さまざまな制約を受けるのは事実ですが、今ある機材で自作デカールが作れると言う所は大きいです。

 

 

  

 

 

自作デカール その3「ハイブリッド」 

K-TRADING MIRACLE DECAL、
maxell 水ぴたタトゥシール、
Canon iP-4200、
武蔵工業 ベーススプレー

 自作デカール1で使用した「水ぴたタトゥーシール」(以下転写シール)、2で使用した「ミラクルデカール」は、それぞれ一長一短であった為、何とか上手い方法はないかと思索…。

 転写シールの失敗から学んだ応用として「粘着剤シート抜きでも転写できる」事が解っていましたが、この場合は白が使えないので、下地の白をミラクルデカールに担当させると言う方法を考えました。

 

 

 

 

 

 

 左写真(魔法少女リリカルなのはStrikerS)はテスト用に成型色の白を生かして、転写シール(透明)を使用して、発色のみを担当させた場合を見てみました。

 結果は良好で、かなり綺麗に発色してくれています。

 下の写真(怪物王女・令裡)では敢えて余白を残してみましたが、やはり透明部分が若干白っぽくなりました。(写真では解り難いので、画像を加工して差が出やすいようにしてあります)

 ただ、通常のデカールを使用しても、シルバリングは起きます。これは余白を切ったり、シルバリング対策をすれば済みますし、最終的に研ぎ出しをすれば、ほぼ問題無いレベルだと思います。

 尚、このやり方ですと粘着剤が無いので、定着にはマークセッターを使用しました。

 

 

 

 

 

 

   

 以前に「CR−Xwithウエピー」を作った時から、方法として目途は立っていましたが、下地が白の場合以外は発色を担当する転写シールと下地にくる白デカールを、正確に重ねないとなりません。

 岡山の模型部員様が掲示板の方に書き込んでくれました、「転写シールをデカールシートは貼り、そのデカールを模型に貼る」と言う方法ですと、正確に重ねられる上に余白を切抜く手間も一度で済み、やり方としてはスマートです。

 岡山の模型部員様の場合は、「クリアデカール(WAVE)}にエーワンの転写シール(白地)と言う組合せですが、三次曲面への追従は良好ながらも、発色と隠蔽力については一考の余地有りと言った所なようです。(下写真「すりーさん」)

  

 

  

 そこで発色と隠蔽力のテストをしてみました。組合せとしましては「転写シール(透明)+ミラクルデカール(白)」です。

 発色は前例と比べてやや落ちますが、これは成型色とデカールの白の違いだと思います。写真はテスト用に貼って直ぐに撮影しましたので、若干シワや気泡がありますが、ちゃんと処理してやれば問題はありません。

 隠蔽力につきましては、ハッキリ言って悪いです。成型色の白と黒を吹いた部分では、違いが一目瞭然です。隠蔽力はミラクルデカール(白)を印刷せずに使用したのと同程度で、印刷済ミラクルデカール一重に比べても、大幅に落ちます。

 本体色が白や明淡色ならば良いですが、暗色やツートンの場合は厳しいです。発色の良さを求めない、下地が透けても気にしないと言うのならば別ですが、この組合せの場合は転写シール単独に比べて貼り易いと言うだけで、実用的とは言えないレベルです。

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこで次に「転写シール(白)+ミラクルデカール(白)」と組合せで試してみました。白地が二重になる事で隠蔽力は飛躍的に向上、下地の黒やツートンのラインも、全く気になりません。

 

 転写シールの手軽さ、デカールの貼り易さ、双方の利点を生かしたハイブリッド方法です。

 転写シールとデカールを重ねる事により厚みが気になるかも知れませんが、それぞれ単独で使ったとしても隠蔽力を得る為には重ねる事になりますし、実際使用してみましても気になるレベルではありません。

 ハイブリッドの総括としましては、次の通りになります。

 

☆長所
・手軽で貼り易い
 転写シールの印刷して直ぐに使える、デカールの位置決めのし易さ、双方の利点を併せ持ちます。また、二重になる事で適度な厚みがあり、単独よりかも貼り易いと思います。また、マークセッターやマークソフターも使えますので、普通のデカール感覚で使用する事ができます。

☆短所
・コストがかかる
 転写シールをデカールに貼って使用するので、その分だけコストがかさみます。ただ、失敗が少なくロスが出難い点などを考えれば、手間と時間をお金で買ったと思えば、高いと言う気はしません。

・透明度が低い
 下地に白が欲しい時に使う白地は良いのですが、透明な下地が欲しい時は、転写シールのシートはともかく、糊の透明度が低く、正直言って使えません。この場合は前述の「ミラクルデカール」に頼るしかありません。(これは転写シール単独で使っても同じですが) 

 

☆注意する事
 岡山の模型部員さまも掲示板で指摘されていましたが、貼って直ぐに綿棒で弄ると破損します。maxellとA-one、多少の差はあると思いますが、どちらもこう言う使い方を前提としていないので、仕方ないところでしょう。対処方法としては、ある程度乾いてから手を出す、あまり強く擦らないと言ったとろです。
 もう一つの方法としましては、軽くクリアーを吹いておくと言う方法です。転写シールは耐水性が高いものの、稀に切り口からインクが流れ出す事もありますので、クリアーを吹く事でその対策にもなります。一方でクリアーを吹く事でデカールが硬くなり、三次曲面に追従し難くなり、マークセッターなどが必要になるので、一長一短です。

 

☆意外な盲点
 と、ここまでは、ほぼ良い事しかないように思えますが、このハイブリッド方法にも、意外な盲点と言うか欠点があります。これは転写シールを使う以上は仕方ないのですが、転写シートを粘着剤の着いた台紙に貼る、今度は転写シールをデカール台紙に貼る、と2回シールを貼る作業があります。
 その時、これはシールの貼り方の上手下手もありますが、気泡を噛むと言う事です。通常のデカールならば貼った後に、気泡や水分を出せますが、シールは一発勝負になります。これは転写シールも同様の欠点を持ちますが、ハイブリッド方法では回数が多い分だけ、リスクも増えます。

 これについては、リスクを軽減するならば、小物はともかくとして、大判デカールは下地と発色は分けて、普通に重ね貼りした方が良いと思います。

 

☆結論
 先ず発色などの再現度に関して言えば、色を担当するのが転写シールなので、ミラクルデカールより若干劣ります。ただ、ミラクルデカールの方がより優れると言うだけで、仕上がりなどに不満がある訳ではありません。
 コストについても1/24の車や1/72の飛行機に使う程度でしたら気になる程ではなく、使い勝手などを考えれば十分納得できると思います。

 また、転写シールは、全国のパソコン関連商品を扱っている店で比較的楽に購入出来ますし、組合せるのもデカールシートやそれに類する物なら何でも使えますから、入手のし易さと言う点でも、縛りが少ないと思います。

 今回、転写シール、ミラクルデカール、ハイブリッドと三通りの方法を試してみましたが、結論としましては「色は転写シール、貼り易さはデカールに担当させるのが良い」と言う結論に達しました。

 

 

自作デカールの使い道

 自作デカール=痛車などのラッピング、と言う訳でもなく、他に色々と使い道はあります。

 左写真(左側)の八九式中戦車は、「ガールズ&パンツァー」の仕様なので、通常の旧陸軍の部隊章等は、一切入っていません。
 そのような場合でも、デカールさえ自作できれば、自分の好きな仕様で作る事ができます。

 左写真(右側)のソアラですが、ボンネットのラッピングだけではなく、フロントガラスの車検や点検時期のステッカー類、これも自作です。
 車のキットの中には、車検、点検、車庫証明、排ガスなど、実車にはついている各種のステッカー類が、入っていない事が、多々あります。

 また、車のキットの場合、金型の流用やコンパチだった名残で、パーツは入っているけど、デカールが無いと言うケースも、意外とあります。
 キット化は最上位モデルだけど、違うグレードのにしたい。或いは、昔は出ていたけど、今はそのグレードしかキットがない。と言った場合でも、デカールさえ自作できれば、選択肢の幅が広がります。

 ただ、自作デカールを製作するうえで最大の壁となるのは、画像データを作る為のペイントソフトなどを、使いこなせるようになる。そこにある気がしますが…。

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