駆逐艦 響(特V型)


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タミヤ
製作・King of MIZONOKUCHI

 まぁ、俺っちも、このくらいは、流行に乗っかるあざとさは、あります。

 アオシマがオフィシャルで出したとしたら、おそらく定価2,000円くらいはするでしょうから、250円程度で入手したキットの使い道としては、お得感があります。それにアオシマが出したとしたら、中味はタミヤの成型品が入るでしょうから、そう間違った遊び方でもないと思います。

 それっぽくは、出来ていると思うのですが? 如何せん、純正品を買った事が無いので、本当は、どういう物が入っているか知りませんので、あくまで雰囲気だけ、と言う事で…。

 駆逐艦は1隻250円の信念のもと、4隻セットをヤフオクで落とした、最後の1つが、この「響」です。

 ヤマシタホビーの同艦が発売された今となっては、あらゆる意味でタミヤのキット(新金型に移行していないので旧とは言えないですが…)を、わざわざ手を入れて作る意義は薄いですが、買った以上は、作ります、完成させます。

 もう、いい大人なんですから、ちゃんと特V型を作る気があるなら、YM社の製品を買いますよ…。
 かと言って、ストレートで終わらせてしまうと、おそろしく見栄えが悪いですし、他の完成品とのつりあいが取れないので、先に完成させた「秋霜」や「荒潮」と同程度くらいには、を目標にしました。

 とは言え、何時もでしたら、「まぁ、このくらいで、いいんじゃあねぇ?」といった具合に上から削っていくのですが、今回は「仕方ないから、この程度は、やっておくか…」と、下から盛っていきました。

 

 そんな気構えですから、最低限の範囲で舷外電路を伸ばしランナーで追加、舷窓を開口、そして伸ばしランナーの輪切りで塞ぎました。
 後は、煙突の処理、リノリウム部の再現など、そんな所です。

 今回はテストとして伸ばしランナーの輪切りで窓を塞ぎましたが、あまり良い出来ではなかったので、今後はエッチングパーツを使用するか、ポンチを購入するなど、別の方法を採用した方が良いという、教訓は得られました。 

 

 キットの方は、タミヤの巧みな金型分割とランナー組によって、二番主砲を降ろして、対空機銃を増設した、大戦後期の仕様でしか作れません。

 ですから、手を入れるのが面倒だから、竣工時の仕様にして逃げよう、と言う事も出来ません…。

 Xパーツは使用しましたが、基本的にはそれだけです。

 

 まぁ、そんな作り方ですので、特に上手くいったとも、失敗したとも思っていませんが、写真を撮る時になって、左舷前方のカッターが外れて、急遽その場で修繕した為に、取付が曲がってしまった点だけが、残念な気もしますが、それくらいですね…。

 

 

 

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