ムゲン・キャリバー/オベロン・ガゼット/ボナパルト・タルカス

バリアブルマシン3体セット
1/72 1/100
アオシマ(グンゼ)
製作・King of MIZONOKUCHI

 

1/72 ムゲン・キャリバー 

 「特装機兵ドルバック」の主人公、無限真人が搭乗する主役機、ムゲン・キャリバーです。好きでしたね、この作品。話しの結末は、まあ、アレですけど…。

 当時は、ガンダム、マクロスに続けと、ロボット物のアニメだけでも、週に10本以上放送されていた時期でした。その中にあって、「特装機兵ドルバック」のプラモデルを手掛けたのは、塗料メーカー(一般的には肌着だけど)のグンゼ産業(現GSIクレオス)でした。
 300円と定番の価格帯に設定しながらも、全てのキットにポリキャットを採用、水転写デカールの添付と、なかなか充実した内容でした。また、リーフレットの同封、小冊子の発行など、グンゼ産業の力の入れ方が伺えます。
 当然、模型用塗料メーカーの雄として、ドルバック・カラーも発売されていました。

 リアルタイムの頃に一度作っており、これは生涯2度目となる、ムゲン・キャリバーです。中学生の頃に作った方も、今でも残っています。当時としては納得の行く完成品でしたが、それでも、いつかと言う日を信じて、「ドルバック・カラー」は取っておきました。
 勿論、「グンゼ産業ホビーニュース」、キット付属のリーフレットも、です。

 再販売では表示がありませんが、キャリバーだけが1/72で、ガゼットとタルカスは、1/100です。

 

 

 1/100 オベロン・ガゼット

 ドルバック・チームの紅一点、ルイ・オベロンが搭乗する、オベロン・ガゼットです。ちなみにヒロイン(?)のルイですが、直前でキャラクターデザインが変更されています。放送前の番宣ポスターは、古いデザインのまま載っており、「えっ、こいつ、誰?」といった感じです。

 ヘリコプターを人型に変形させる、というアイデアだけで、見ての通り、かなり格好悪いです。その為か、作品中でも、人型で行動する事は、ほとんどありませんでした。ちなみに設定ではスキー板のような足ながら、時速80q/hと、かなり高速で走れます。
 また、作品中では、35tもあるタルカスを吊り上げて運んでいたので、輸送ヘリとしてもかなり優秀な性能を持っています。(設定では本来の目的は偵察と対地支援)

  

1/100 ボナパルト・タルカス

 「特装機兵ドルバック」の基本コンセプトは、ジープ、ヘリコプター、戦車という、現用兵器をベースする、という点なのですが、タルカスは、戦車ではありません、装甲兵員輸送車です。タルカスの変形前の正式な名称は、ボナパルト・APC・タルカスです。(キャリバーは、ランド・キャリバー、ガゼットはエアロ・ガゼットです)しかし、小冊子の中では「戦車」と言い切っていますし、タルカスには兵員輸送と呼べる程の搭載力はありません。

 変形すると全高増して盾になる、と言う以外は、変形する意味が全くないメカです。つまり第21話「さらば友よ!戦士が死ぬ瞬間」の為に変形機構があり、これに搭乗していたピエールは、最初から死亡フラグが立っていた訳ですね!

 各バリアブルマシンには、搭乗者の名前が付いているので、後半はヒルトン・タルカスとなる筈なのですが、作品中では単にタルカスとしか呼ばないので、ピエールの後任で加わったスタンレー・ヒルトンは、多くの人が、名前すら覚えていないでしょう。ちなみに設定では、スタンレーは、英国人です。

 

 再販売では、3体セットで、3,500円と、大幅に価格が上がりましたが、中学生だった当時に比べれば、自由に使えるお金も、大幅に増えたので、再販売と同時に速攻で購入しました。
 本来ならば、各関節をボールジョイントに置き換えたり、拳を作り直したりなど、色々と手を入れる所は多々あります。ただ、今回は、「80年代コンペ」と言う事で、敢えて“当時らしさ”を重視して、ストレートに組みました。
 付属のデカールは、スキャナーで撮り込んでデータ化してあるので、余裕で出たら、作り直したいですけど。その日が、いつ来る事やら…。

 

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