四式戦闘機 疾風

中島 キ−84 四式戦闘機 疾風
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ハセガワ
製作・King of MIZONOKUCHI(2016年)

 

 先に作った「いすゞ TX−40 燃料補給車」に合わせるparejaとして、「隼」と「疾風」が候補に挙がったのですが、熟慮の結果「疾風」にしました。

 大東亜決戦機として、四式、つまり昭和19年になってから生産が開始されたにも関わらず、「零戦」「隼」に次いで、第三位の生産数を誇り、米軍からも日本軍戦闘機中の最優秀機、最強の日本軍機とまで言われています。(ちなみに「紫電改」は日本海軍最速の戦闘機)

 …が、その割りに人気がありませんね。やっぱり大戦後期に登場した兵器の常として、活躍した場がない、と言うのが響いているのでしょうか?

 その辺りが二流、マイナー好きの自分の琴線に触れるんですけどね。三菱じゃあなくて、中島。「零戦」ではなく、「隼」や「疾風」、って感じで。と書くと語弊がありますし、誤解を招きそうですが、中島がマイナーとか、「疾風」が二流と言う訳ではなく、あくまで最も有名というわけではない、というニュアンスです。
 一言で言うと、一番が嫌いなんですよ。選挙でも、絶対に与党には投票しませんし。

 …完成して直ぐに写真を撮ったので、木工用ボンドが乾いておらず、白いのは見逃して下さい。

 相変わらず高校生級飛行機モデラーが作る、高校生級のしょっぱい完成品ですが、それでも良いんですよ、本人としては。

 小学生の頃に「疾風」は1回作った事はあるんですが、ピトー管やアンテナなどの各種突起物は、すべて本体と一体化されていますから、…そりゃあ、折りもしますわ。プロペラのブレードも折っちゃって、接着面積は極小ですし、その頃は瞬着もないですから、もう泣くしかないですよね…。
 この辺りは小学生の頃にA帯を作った人ならば、だいたい経験しているとは思います。

 でも、この年にでもなれば、たとえ塩漬けの完成品でも、完成させる事は出来るようにはなりました。

 何は、ともあれ、ケリは着きました。

 「疾風」と言うと、塗装が剥げたものが多いですし、実際に塗料の質は劣悪でしたから、それは正しいのですが、まぁ、一つくらいはちゃんと綺麗な「疾風」があっても良いかなと思い、あえて塗装の剥げは表現しませんでした。

 三菱の機体と違って、中島の機体は、塗り分けが楽でいいです。

 

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