Su−47 ベールクト
Su-47 ベールクト”アイドルマスター 星井 美希”
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ハセガワ/スベズダ
製作・King of MIZONOKUCHI(2017年)
こうして見てみますと、迷彩というだけあって、風景に溶け込みますね。その分、模型本体も、目立たなくなりますけど…。
やっぱり、戦車なら地面の上、艦船は水の上、航空機は空、それぞれ在るべき場所にあるのが、映えます。
使用したキットは、左写真にもありますように、iM@S機ですが、もともと練習用にと、ヤフオクでデカール無しの品を安く落とした物なので、最初から本来の仕様で完成される事は出来なかった訳です。
オリジナルの仕様にした場合でも、使うデカールは少ないので、自作するなり、余剰からの流用で何とかなったのですが、黒一色で塗っても面白味に欠ける事もあり、「どうせ、本来の仕様にしないのであれば、いっそ、すべて変えてしまえ!」と考え、色々とSu-47の画像を見ていた中で、「エースコンバットインフィニティ」のものが、格好良かったので、それっぽくしました。
そもそもPS3は持っていませんし、仮に所持していたとしても、この種のゲームは超苦手なので、機体を入手できる域に達するのは、無理です。
そう言う訳ですから、忠実に再現なんて、そんな図々しい事は、とてもじゃあないですけど、言えません。
あくまで“風”とか、“気味”とか、そんなモンで、雰囲気だけでも出せれば、と言った感じです。
また、パネルラインからして違いますので、本当に忠実に再現しようとすると、スジ彫りから、やり直す事になって、結構な大仕事になります。
キットの方は、販売はハセガワですが、中身の「Su-47」は、スベズダ製です。
先ず、箱を開けて驚いたのが、パーツ数の少なさ。ミサイルなどの武装や増槽は付属していませんが、その分を差し引いても、かなり大味なキットです。
そして、パーツを切り取って、説明図の指示通りに接着するだけでは、組立られず、形にならない。という、昔の海外キットでは当り前ですが、そう言った古き良き時代の味を、存分に堪能する事が出来ます。(…良くは、ないか?)
パーツを切り取ったら、先ずは合いを確認して、一つ、一つ手作業で修整。ピンとダボが合わないなんて、当り前。そんなキットです。
HGやMGなど、ここ最近の国産キットしか知らないモデラーにしてみたら、クレームもんのキットです。
まぁ、隙間にプラ板を挟んで埋めずに済んだ分だけ、同社の「Su−100」よりかは、合いは良かったと言えます。
いくら高校生級飛行機モデラーの俺っちでも、これを作った事で、何かを得られたのか? と訊かれたら、マスキングの忍耐力はついた、としか答えられないですね…。
組立や表明処理の時までは、前述のように大味なキットだと思っていましたし、実際にそう言うキットではありますが、色を塗って、スミ入れが終わって、完成してみますと、機体が大きいので、むしろ、このくらい大味な方がバランスが取れて良いのかな? とも思いました。
自分にしては珍しく色(配色)を変えましたが、それが楽をする為の逃げではなく、むしろ、それによって苦労を背負込んだ、と言う点だけは、分って貰えると思います。
スタンドは「Oライザー(HG 1/144)のもので、前々から飛行状態用に使おうと思っていながら、中にポリキャップを仕込むのを忘れて、なかなか出番がありませんでしたが、今回、漸くと言った感じです。(埃が…)
…が、この塗装ですと、機体の下面は特に見るべき箇所が無いので、むしろ地上姿勢で良かった気がします。