三菱 F−2A“アイドルマスター 双海亜美”

三菱 F−2A“アイドルマスター 双海亜美”
1/72
ハセガワ
製作・King of MIZONOKUCHI(2016年)

 

 これもヤフオクで落とした物ですが、例によって「1/48のF-2Aが、この値段なら!」と、超爆安の価格に惹かれての事です。
 まぁ、1/48用の別売りデカールを買うと、結果としては安くない事に気付くのは、F-15Eを作ろうとした時なので、この頃は安さに釣られてiM@S機を買っていたんですが…。

 多分、これを出品した人、本当に好きだったんでしょうね。フルセットでした。

 1/48 F-2A“双海亜美”、MG誌付属の真美のデカール、それに使うF-16の1/72のキット、及びその月のMG誌、バックアップ用に自作したデカール(但し、スキャナーで取り込んで、そのままプリントアウトしただけなので、実質的には使い物にはなりませんが)、あとMGの別冊とか、もう至れり尽くせりの内容。

 その中で、お手付きなので、あくまでオマケとして付いてきたのが、この1/72のF-2Aです。ランディグギアやギアベイの白を筆塗りした辺りで挫折したのでしょう、隠蔽力の低い白を筆で綺麗に塗るのは、無理ですよ。

 雑誌とかの初心者向け制作講座って、「こんな物、ロックアップからの腕の取り合い程度で、出来ますよ!」みたいな感じで書かれてますが、そんなに甘くない事は作った経験のあるモデラーなら、分っているでしょうね…。
 そのおかげでヤフオクで安く買える訳ですけど。 

  

 

 そんな訳ですので途中までは作ってあった物なので、コクピットを作って塗る手間だけは省けましたが、その反面、「ここは、後から着けないと」という所まで説明書通りに部品が接着されていて、どちらかと言えば弊害の方が多かったです。

 写真ですと、ほぼ、と言うより、まったくですが、実物の感じが伝わらないのが、残念です。実物は、ペカペカに磨かれていて、とても良く光ってくれています。(1枚目の写真ですと、右翼に垂直尾翼が写りこんでいるでしょ)

 何一つ失敗しないで完成を迎える、と言うのが理想ではありますが、今回の失敗はキャノピーにひびを入れてしまった事ですね。黒で塗って誤魔化してありますが…。
 パーティングラインを消した時に使ったコンパウンドを洗浄した折、水道の水圧が強かったのか、ペキっと逝ってしまいました。しかも、それに気付かずに消し忘れのパーティグラインと思い、更に事態を悪化させてしまったと言う、オマケ付きです。

 よく角界で「負けて覚える相撲かな」と言いますが、失敗するのは仕方ないとしても、それを糧にして今後に生かせれば、と思っています。

 正直、F−2Aを作るんだったら洋上迷彩で塗りたい、と言うのが本音ではありますが、まぁ、これはこれで面白くはあるんですけどね。

 模型って、ある意味では手間を楽しむものですから、確かにマスキングが面倒くさい、デカール貼りが大変とか、色々と障害はありますが、その手間の分だけ完成した時の喜びも大きい訳ですし。

 と言いつつも、組立はストレートで、キャノピーと機体の隙間とか、何箇所かは問題点はあるのですが、致命的な程でもなかったので、完成させる事を優先しました。

 もう、年に何個のペースでとかは言いませんが、墓場まで持って行かないようにはしたいです。

 

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製作記事
(掲示板に書き込んだ事を再編集したものです)

※一部文章は、上に掲載されております本文と、重複しています。

今日は、ここまで(F−2関連書込み、掲示板初出 16年2月11日)

 

マスキングを終えて、ようやく基本色の塗装に入りました。

 明日、と言うより、もう今日ですが、ラインのデカールが貼れれば、と思っています。im@s機の中では古参のアイテムなので、F-15Eやラファールは塗装で対応する人の為に、それ用のデカールも用意されているのですが、これはデカール対応のみになっています。

 あと、自分が使用しているラッカーシンナーのせいか、成型色の滲みが凄くて、白の塗装時には悩ませられました…。

 

 

 

 

 

 

  

 

思わぬ躓き(2月12日)

 まぁ、ちょっと聞いて下さいよ。多分、「オズの魔法使い」の話しよりかは短いですし、もしかしたら役立つかも知れませんから。

 F−2Aですが、キャノピーの断面がΩ型をしていて、当然ですが真ん中に堂々とパーティグラインが入っています。現用機では当り前の通過儀礼ですし、この程度の透明パーツの処理でしたら、ヘッドダウンからのリープフロッグ程度ですから、難なく終えました。

 仕上げに使ったコンパウンドを落とすべく、最後の洗浄をした訳ですが、出来上がりを確認すると、わずかですが線がありました。

 コンパウンドをかけ終えた時に確認はしたのですが、それでも消し忘れたラインがあったのかな?と思い、ほぼ塗装で隠れる部分ではありますが気分的に引っ掛かるのと、この程度だったら簡単に終わるだろう軽く考え、修整に入りました。

 ところが、いくらやってもラインが消えず、むしろ悪化していきました。そして、取り返しがつかなくなった頃になって、ようやく消し忘れたパーティグラインなどではなく、亀裂だった事に気付きました。

 コンパウンドを洗浄する時、水道の水圧でペキっと亀裂が入ったんだと思います。と言うより、それしか原因が考えられません。

 クリアパーツが固いわりには脆い、というのは分っていましたが、水道の水圧に耐えられないとは、思いませんでした。

 

 そうなってしまった物は仕方ありません。そのままマスキングをして、塗装に入りました。

 …が、マスキングを剥がすのに耐えられるか、耐えたられたとしても見栄えは最悪です。

 授業料として500円を支払ったと思い部品注文をする、F-16みたく塗ってしまう、諦めるなど選択肢は幾つかありますが、それは作業しながら考える事にします。

 

 まぁ、俺っちも、まだまだケツの青い高校生級飛行機モデラー、って事ですね。

 キャノピーのパーティグラインを消したのは2回目で、たまたま前回のF-15が上手く行った、と言う事でしょう。

 小学生の頃にウォーターラインを作っていて、何回もマストを折った経験から、マストなどの細い部品を折らずにランナーから切り出す技術を会得した訳で、40過ぎてもまだまだ経験から学ぶ事があった、と言う事です。

 ただ、こんな失敗は誰かが一回すれば良いので、これを読んだ方は、クリアパーツは水道の水圧に負ける、という事を覚えておいて下さい。

 

iM@S機のツボ(2月16日)

「高校生級飛行機モデラーのお前に、教わる事なんか、ねぇーっ!」

 と思う人もいるかも知れませんが、毎年「デカール オブ ザ イヤー」のタイトル獲得している俺っちだけに、多分、ためになると思います。

 あと、この話しにも、ドロシーは、出てきませんから。

 iM@s機のデカールですが、隠蔽力はわりとありますが、反面、けっこう固いと言うか曲面への追従性は悪いです。
 デカールの隠蔽力と柔軟さは反比例するのか分りませんが、そう言った特性があります。

 

 デカールが固く、曲面への追従性が悪い。

 大抵は、こうした場合に使用するのは、「マークソフター」だと思います。

 ただ、やはりデカールの中には、効きが悪いものもありますし、効くまでにかなり時間が掛かる、といったケースもあります。

 何もiM@S機に限らず、デカールを貼る時に、こうした悩みを体験した事、ありませんか? そんな悩みをもつ貴方、これで一発解消です! 

 前置きが長い気もしますが、ここからが本題です。

 ズバリ!

「デカールを、たった1分で、ジャストフィットさせる方法」

 「マークソフター」を使っても、1分では、無理です。しかし、この方法なら、本当に1分です。(概ね1分、少なくても1分半程度)

 最近では、模型誌でも紹介される事がなくなった、古典的な方法、蒸しタオルです。

 

 やり方は、簡単。

 

 まず軽く絞った布巾などを、電子レンジに入れて、45秒〜50秒、加熱。

 後は、これをフィットさせたいデカールに押しあてるだけです。

 その効果は、はっきり言って、驚異的です。

 注意する点としましては、あまり加熱時間を長くすると、高温になりすぎて、デカールが縮みます。

 また、前述の通り、瞬時にしてデカールが密着してしまうので、布巾などをあてる時にデカールがずれると、修正するのが大変ですので、少なくてもデカールが動かない状態になってから、やった方が良いです。

 貼り間違えたデカールを綺麗に剥がす方法も、必要ですか? 必要でしたら、書きますけど。

 

 そして、もう一つ。この電子レンジで温めたタオルや付近ですが、首や肩にあてれば、温湿布の代わりになりますので、凝りの解消にも一役買ってくれます。ちなみに、この方法は医療関係者も推奨しています。(火傷には注意して下さい)

 先にも書きましたが、この方法は、古典的ですので、知っている人は知っているかと思います。

 ただ、極めて有効な方法であるにも関わらず、最近の模型誌では見掛けませんので、知らない人も居るかと思い、書いておきました。

 飛行機の翼の縁などに貼り難い箇所でも、驚くほど簡単にフィットさせる事が出来ます。

 

 完成は2月23日

 

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