八九式中戦車 甲型

八九式中戦車甲型
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ファインモールド

製作・King of MIZONOKUCHI

 

 「ガールズ アンド パンツァー」のおかげで、この八九式中戦車も、普通に流通してくれるようになりました。個人的には、それだけでこのアニメの存在価値はあった、と思っています。

 キットの方ですが、AM誌の掲載時を知らないので、もしかしたらそちらで説明があったのかも知れませんが、説明書では不要部品扱いになっていますが、色々な仕様に対応できるようになっています。

 実際、八九式中戦車は、初の量産された国産戦車と言う事もあり、制式化後も細かな改良や変更が行われ、けっこう違いがあります。目立つと言うか、パーツ的に大きくなる前面装甲やキューポラは、流石に一種類ですが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キットはガルパンの物で、別にバレー部の皆さんが嫌いな訳でもないですが、いや、むしろ二口目には「根性!」と言う磯部典子には、昭和陸軍のDNAを感じています、ただ今回は帝國陸軍仕様で作りたかったので、こちらを選択しました。

 基本的にファンモールドらしい良いキットですが、パーツではなく、説明書の方に一ヶ所ミスがありました。ハッチの天蓋が前後逆に指定されています。製作中「何か、合いがわるいなぁ〜」と思い、何回も説明書を見て確認しました。で、試しに前後を逆にしてみたら、これがピッタリ!

 箱の横にある小さな完成写真を見ると、こちらは説明書と逆に着いています。手元の八九式中戦車の上からの写真を見ても、完成品の方が正しく、説明書が間違っている事が分かりました。

 これが単色のガルパン仕様なら、そのまま逆すれば済みますが、帝國陸軍仕様ですと黄帯が天蓋の上にきています。前後を逆に本来の位置にすると、黄帯のラインが合いません。

 せめてもの救いは、奇跡的に前後方向はそのままで合っていたので、左右方向のみを修正するだけで済むと言う事でした。

 

 工作的に大した事はしていませんが、砲塔上面のリベットがアンダースケール気味だったので、十数本リベットを打ち直しました。

 今回は、外観的にやる事が少なかったので、室内のインテリアを簡単に再現しました。完成後はまったく見えません、と言いたいところですが、このキットは基本的にパーツの合いが驚異的に良く、上の完成品ですが実は前面装甲板、ハッチ、ライトの部分は接着してありません。何時でも、取り外して中を見る事ができます。(写真は後日アップします)

 泣き所と言えばフロントフェンダー部分の合いがやや悪く、そこを修正する為に近くのリベットを全て落としてしまう事ですね。修正したうえで、再度リベットを打てば済むので、そんなに大事ではないですけど。

 ちなみにこのキットですが、説明書に書かれた最後の工程は、車体前面への五芒星の取り付け。流石はファインモールドさん、良く分かってらっしゃる!

 ガルパン仕様で作らないので、戦車第7連隊のデカールを自作。自作デカールは、痛車の為だけじゃあない、って感じですね。次は、バレー部の皆さん仕様で作ってみても良いかな、と思っています。

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 今回、リベットを直す時、流石に年齢からくる衰えを痛感しました。もう、裸眼では、コンマ3以下は打てないです。

 

 

 

 

製作記事
(掲示板に書き込んだ事を再編集したものです)

※一部文章は、上に掲載されております本文と、重複しています。

  

国産(鉄)牛です(2013年6月28日)

 ようやく取り掛かれた八九式中戦車です。

 八九式の横に並ぶと、T−34が、無敵の重戦車に見えてきます。

 さて、キットの方ですが、当時のAM誌を見ていないので、もしかしたら本誌掲載時には説明があったのかも知れませんが、キットの説明書では不要パーツ扱いですが、実際にはバリエーションと言うか、幾つかは差異に対応できるようになっています。

 エンジンの違いで甲型と乙型に大別、更に前面装甲の形状の違い、この辺りは目立ちますが、八九式中戦車は、量産された初の国産戦車と言う事もあり、細かな仕様の違いが色々とあります。

 別に、どちらで作っても嘘ではないのですが、資料を見ながらと言った感じです。

 

 

 

 

 

   

 

いやぁ〜、凄いッスね!

 ストロボスコープ式の視察装置まで、ちゃんとモールドされています!

 ただ、これって初期型にしか付いていないので、どちらかと言えば蛇足なんですけどね…。

 まぁ、このモールドに気付く人が、どれくらい居るかの方が、疑問ですけど。

 

 で、今回は外観的にやる事が少ないので、内装のと言うかインテリアの方を、ジャンクパーツを使って簡単に再現してみました。

 完成後は、ほぼ見えないので、完全な自己満足ですけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、中は終わりました

 完成後は見えなくなるので、記念撮影みたいなモンですが、こんな感じになりました。

 説明書では車内の指定色はタンですが、手元の資料にある「白に近い明灰白色」の方を採りました。(あまり白っぽくはありませんが…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

外も、概ね出来てきました

 外の方も、車外装備品など小物を抜かして、概ね目途が立ってきました。

 砲塔上面にリベットを2箇所追加、2箇所修整で打ち直しました。

 砲塔上面には大小2種類のリベットが使われていますが、小の方がアンダースケールで、出来ればすべて修整したいのですが、やり難い所もありますが、目立つ所くらいはと思っています。

 2枚目は、前回の投稿でアップし忘れた、砲塔の中です。

 ただ、仕上がった状態の写真は消してしまったので、途中段階です。

 砲弾のラック、ハンドルなどを追加しています。(ハンドルは最終的には、ちゃんと3つ付いています)

 

 

 

 

 

 

 

工作、終わりました(ほぼ)

 砲塔の上面に打ち直した十数本のリベットの処理が残っていますが、工作面での作業は終了しました。

 この暑さですから、接着剤も直ぐに完全硬化するでしょうから、明日にはと思いましたが昼夜で仕事なので、明後日には最終的な表面処理に入れそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深夜ですが、只今、乾燥中 (2016.06.14.)

 ここにきての猛暑、流石に体力的にきつく、かなりペースダウンしていましたが、どうにか表面処理を終えてパーツを洗浄するところまでは、きました。

 今日の日中は、サフを吹いての最終的なチェック、くらいまでは進めておきたいです。 

 

一歩進んで、何歩かもどる

 14日の段階でサフ吹きから、一色目の暗褐色(※)を吹いたのですが…。

 リベットの都合で継目消しが不十分だったフロントフェンダーの所が、どうしても気になり、思い切って修正する事にしました。

 リベットを一度すべて落として、表面処理、その後リベットを打ち直し。

 リベットの打ち直しは造作もないのですが、時間が取られるのが嫌ですね…。

 ただ、結局は直す事になるのなら、最初からしておけば良かったとは思っています。

 

※89式中戦車の基本色は暗褐色です。迷彩の色数が多いので比率は少ないですが、この色の上に迷彩色が重なっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

  

あと、10日くらい

 エアーブラシでの基本塗装は終わりました。

 ここからは筆がメインになるので、超夜型生活をしている状態でも、問題なく進める事が出来ます。

 やはりアパートの2階と言う環境で、深夜にコンプレッサーを稼動させるのは、躊躇われますね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

あと、5日!

 日付も変わって土曜日なので、あと残り5日です。

 普通に土日が休みの人にとっては、今週末が実質的には最後の作業になると思います。

 とりあえず黄帯は終わりました。数か所リタッチする所はありますが、この後デカール、仕上げとなるので、まぁ、トラブルが無ければ何とかなるでしょう、…多分。

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

あと、4日!!

 デカールを製作、貼りました。…今日は、これだけ。

 リベットがある為、凸部が多いだけに、貼り難いです。

 リタッチが済んだら、保護にクリアーを吹いて、そこからは慣れた手順なので、月曜日くらいには何とかなりそうかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえずは、予定通り

 何もなかった、と言う訳ではなく、むしろ大アリだったのですが、とりあえず単品としては完成まで至りました。

 簡単なベースと車長くらいは付けたいのですが、残りの日数を考えると、かなり厳しい気がします。

 で、やってくれましたファンモールド!

(以下の文章は、上記の本文と重複しますので、割愛します)

(完成 16年7月29日)

 

 

 

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