Js−2
松本の幹事長、製作のJs−2です。
意外にも、ドラゴン製のキットは、これが初なそうで…。
工作の方は、砲塔と車体の溶接跡の作り直し、燃料タンクのベルトを作り直した以外は、素組なそうです。
旧ソ連戦車の関連の資料が1冊も手元に無いので、基本的にはキットを信用して、と、いう事になったようです。
フィギュアは、3体ともMB製艶が消えずに、結構苦戦したけど、素性が良かってたので、助かりました。ということです。
塗装は、下地にジャーマングレイを吹き、そこからディープグリーン、NATOグリーン、フラットイエローで明度を上げていった、そうです。
他にも、色々とあるのですが、中には書かない方が華、というのもありますので、これくらいで…。
Js−2m
JS-2 1944年型 ChKZ
1/48
タミヤ
製作・valk@静岡
Js−2 1944年型 ChkZ、つまりチェリヤビンスク・キーロフスキー工場製ですが、一般的にはJs−2mの方が、通りが良いと思います。
「黒騎士物語」の中でクルツが、「正面のバイザーブロックが薄いぞ」と言っていますが、何故、クルツがその事を知っていたかは別として、本当に、Js−2は、そこが弱点になっています。
この辺りは、あまり深く考えずに、Kv系列の設計を踏襲してしまったせいで、装甲が垂直に近い形状なのも、弱点に拍車をかける事になっています。
そこで、問題となっていた車体前面を傾斜装甲に変更、それ以外にも砲の防盾の幅が広くなった改良型が、Js−2mと呼ばれるタイプになります。
また、同じJs−2mでもチェリヤビンスク・キーロフスキー工場製(ChkZ)は、車体の最前部が鋳造、ウラル重機械製造工場製(UZTM)は溶接になっており、そこが最も判別し易いポイントになっています。
Js−2m
1/35
ドラゴン
製作・King of MIZONOKUCHI
え〜、こちらは、自分が、同キットが出て速攻で完成させた物です。
長年の放置プレイで、赤星のデカールなんて退色して、白星になっています・・・。
Js−2/2mは重戦車ながら、同時代のドイツ戦車と比べると、重よりかは、中戦車? と、いった印象です。
なので、如何に重量感を出すかにポイントを置きました。
ドライブラシはあまり明度を上げず、ウォッシングによって明度を下げて、全体のメリハリを付けました。
実車の説明をする必要も無いくらい、その筋では有名な戦車です。KV−13の試作鋳造車体をベースに開発された新型重戦車は、国家元首であるヨセフ・スターリンの名が付けられました。国家元首の名を持つが故に、「Js重戦車は、常に最強でなければならない」、と、いう呪縛は、スターリンが死去するまで、続きました。
Js系列の遍歴については、「鉄のカーテン」も有り、はっきりとは判っていませんが、T−10を最終型とする事が多い様です。