ヤークトティーガー 黒森峰女学園
ヤークトタイガー・初期生産型
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タミヤ
製作・松本の幹事長
落下による破損など、危機と苦難を乗り越えて完成した、松本の幹事長さま製作のヤークトティーガーです。昔は、ヤトクと片仮名表記していましたが、最近はヤークトの方が主流っぽいですね。独英混合のタミヤの商品名は、アレですけど…。
総数で77両しか作られていないのに、初期とか、車台の違いとかがあるのは、如何にもドイツらしいです。後世の模型業者を喜ばせる為に、細かく分類したんですかね…。
常々おもっていたのですが、こいつに限らず、突撃砲や駆逐戦車って、旋回砲塔を持っていないじゃあないですか。だから敵を攻撃するには車体その物を、そっちの方向に向かせる必要があるのに、足回りが弱くて戦えるのかな?、って。実用性と模型は関係無いんですけどね…。
製作の方は、手摺が板状で再現されていたので、これを伸ばしランナーで作り直し。小さい把手が板状で再現される事は多いですが、手摺くらいの長さを板状でむくなのは、松本の幹事長さまでなくても、驚きますね。
他にも溶接や切断面をディティールアップ、グリルをメッシュに置き換え、ライトコードの追加とフェンダーの薄々など、定番かもしれませんが、手堅く効果的なディティールアップがされています。
元が元なだけにドイツ軍の余剰デカールを使用しても、違和感が無いですし、作り手の遊び心が感じられます。こう言う要素は純粋なスケール物では蛇足ですが、ベースがキャラ物であるガルパン仕様だからこそ、盛り込める要素だと思います。
当初は、コンペテーマとの両立を狙って「赤」を目指したのですが、なかなか狙った色合いにならず、結果として赤茶色に落ち着いたようです。
まぁ、ガルパン本編に登場したヤークトティーガーって、表現し難いですが、暗い赤茶色と言うか、赤っぽいこげ茶でしたから、雰囲気的には合っていると思います。