１／１０・大川　涼（ＫＡＲＥＮ）

©いずみきょうた／ティーアイネット

　「ワンダーフェスティバル・Restart」において、「喜形堂」から販売、及び「COMIC　ＭＵＪＩＮ」の読者プレゼントに出された物です。
　本品はレジンキャスト製キットで、組立て塗装にはある程度の模型に関する、知識と技術が必要です。（完成品の販売は行っておりません）
（サーバーが１８禁なものですから、右の完成品写真は一部修正してあります。この「お宝マーク」は、これを付ける事により、某雑誌が１８禁指定されずに販売されているので、おそらく此処のサーバーでも大丈夫だと思います…）

●キット説明
　キャスト製組立てキット、パーツ数９個（ベース含む）。前髪やポニーテールは、豊富な情報量を繊細なモールドで再現。後髪は凸モールドにて表現、凹モールドには無い、立体感を楽しめます。
　パーツは組立てと塗装を考慮した分割になっており、完成後に分割ラインが目立ちません。また、面倒なマスキング作業も、最小の労力で済みます。

工作　パーツ数も少なく、抜きも比較的良好なので、基本的には問題が無いと思います。手作業で流している以上、どうしても気泡が入りますが、酷い物は不良として弾いてあるので、組立てに支障は無いと思います。良品と不良の基準は気泡の大小よりかも、ラインが判るか否か、を基準にしています。（元々、あまり大きくないので、大きな気泡も有りませんが…）
本体・本体は右足の踵付近に、やや小さな気泡が入り易くなっていますので、一度ポリパテで抉って造り直すかタミヤパテで埋めて下さい。左手の下、学ランと接する個所の裏側を、予め少し削っておくと、塗装後にはめ込むのが楽になります。（そのままでも問題は有りません）
前髪・前髪は情報量（モールド）が多いのですが、ゲートの為に解り難くなっていますので、地道にモールドを復旧させて下さい。完成後に目立ち難い個所に、ゲートを設けましたので、諦めてカットしても支障は少ないと思います。
ポニーテール・ゲートを逆に設けてしまったので、モールドの多い方に湯口が有ります。（これは完全にミスです…）元のラインを見ながら、モールドを復旧させて下さい。そのままですと、ハチマキのコブと干渉します。ポニーテールをやや曲げて取付けるか、ハチマキを薄く削って対処して下さい。
ハチマキ・キットにはシート状で２本１組が１枚入っています。シートから切り出して整形、適当な確度で組み合せて、本体との接合用に１�o真鍮線を打って下さい。キャストは軽く温めますと曲がりますので、タバコなどを使って自由に曲げて下さい。（火傷にはご注意下さい）工作に自信がある人は、アルミ板などで自作すると、より薄い物が造れます。
学ラン・原型の段階でかなり注意しましたが、やはりシリコン等の収縮によって、多少合いが悪くなっています。先ず、右側の表面処理を済ませ接合部に離型剤を塗ってから、左側にポリパテを塗って一度合せて下さい。また、完成後にはほとんど見えませんが、カラーの部分のラインも若干のズレが出易くなっております、削るなどしてラインを揃えて下さい。
右手・おそらく問題が無いと思います。１�oの穴が２つあるので、学ラン側の双方に穴を開けて、真鍮線などで固定して下さい。尚、学ランの右胸にあるへこみは、右手のダボではありませんので、間違わないで下さい。（←埋めとけよ！）
左手・２�oの穴が有りますので、学ラン側と穴と合せて固定して下さい。もし、合いが悪ければ左手側に３�oの穴を開けて、ポリパテを詰めて固定して下さい。左手は接着してしまっても、塗装は比較的楽に行えます。また、塗装後にはめ込んでも、ラインが皺のモールドにきますので、かなり判り難くなります。
ベース・好きな色に塗って下さい。面倒でしたら、デコパを購入する事をお薦めします。

　

カラーデータ　・原作では一度もカラーページが無かったので、基本的に「それらしい色」と言う事になります。（ＯＶＡも有りますので、好みでそちらの色で塗って頂いても、結構だと思います）
髪　・原作ではベタで表現されているので、当然、黒を使う事になります。一口に黒い髪の毛と言っても色々とありますので、今回は黒に極めて少量の青を加えて、青系の黒にしました。（学ランが緑系の黒にしたので、違いを出す為です。好みよっては茶系の黒、あるいは黒その物でも良いと思います）ハイライトは白。
肌色・他のカラーイラストを参考に調合、明るい部分はクリアーイエローとホワイトを多めに、濃い部分はクリアーレッドとブルーで調節。基本的には愛用の肌色のタレがベースです。
学ラン・ミッドナイトブルーをベースに、ネービーブルーと若干の濃緑色を加えて調合。これを基本色として、暗い部分は黒を加えて明度を落とし、明るい部分は白を加えて明度を上げた色を使いました。緑系の黒を使用しましたが、お好みによって青系の黒でも良いと思います。
裏地・原作で袖の裏地は白になっていましたが、袖の裏地だけが白い学ランと言うのも変だと思い、裏地は全て同一色で塗りました。やはり裏地は紫か玉虫色の方が変形学生服ぽいので、基本色に紫を使い、シャドーにはクリアーブルー、最後にブルパールを吹いて仕上げました。が、完成するとほとんど見えません…。。
その他・徽章類は金か銀、ボタンは金、と言った所が普通だと思います。カラーとハチマキは、白吹きした時の白を、そのまま使っています。ピンク色は蛍光ピンクを基本に、クリアーレッドと白で色合を加減。

●通信販売について
　通信販売についての必要事項は、別ページに纏めて表記していますので、そちらをご覧下さい。
　

●サポート
　組立て時にパーツを紛失あるいは破損した場合、有償にてパーツをお分け致しますので、メール又は掲示板をご利用下さい。また、ガレージキット組立てに関する、技術的なサポートにもお答え致します。