11年共同開催コンペ 「脇役」

岡山の模型部員

 

  

 

作品名 バンダイ HGUC 1/144 ドラッツェ

 ジオン残党軍が少ない資材から開発した、ザクのボディに宇宙爆撃機ガトル等のスラスターつけて機動性上げてやるから、右腕と一体化した40ミリバルカンでけん制しつつ敵弾かわしまくって懐に入って、左腕の盾にジェネレータと一体化して使用可能になったビームサーベルで一撃いれてこいや。

 という素人お断り系MS。悪い意味でジオンの精神が形になったようなこの機体が、今年どういうわけかキット化されるという奇跡が起きたので、勢いで製作しました。

 キットの素性がよく、手を加えた点は、キットではシールで再現される頭部モノアイに文具屋で売っていたジュエルシールを使用、丸のまま使わず一部切断して半眼風にしたところと、色を設定の青でなくオリジナルでグリーン系で塗装したくらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セルジオ越中のワイド解説

 今年エントリーされた作品の中で、最も新しいキット。「0083」で、MSとも、MAともつかない独特なスタイルで、記憶に残った機体で、デラーズフリートの切ない事情が垣間見られる。

 やはりジオンの量産型と言うと、ザクのイメージからか、緑系の方がしっくりきます。明度を落とした色使いにより、玩具っぽさが無くなり、昔流行ったリアルタイプを彷彿させます。また、適度な汚しが、更に雰囲気を高めています。

 確かにドラッツェは間違い無く脇役ですが、前述のように独特なスタイルと設定で、記憶に残る脇役であり、アイテム選定としては上手い一品だと思います。

 

 

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