第2回共同開催コンペ「198×」

  

○レギュレーション
 テーマは「198×」ということで、1980年代に関係している、というのが最低限のレギュレーションになります。

 

☆キャラ物部門
対象となるアイテムが1980年代に放映された、或は連載されていれば、問題ありません。

 90年春の改変で放映が開始されたアニメ等でも、89年12月までに元となるデザインが出ていた、というのであれば、レギュレーション的にはクリアーとはなります。ただ、過去の事なので遡及して調べるのが難しいですから、曖昧なものにつきましては、製作者本人の自己申告及び判断にお任せします。

 「宇宙戦艦ヤマト」については微妙で、TVシリーズの「V」と劇場版「永遠に」以降は、80年代に入っています。作品としては70年代のイメージが強いですが、旧地球防衛軍艦、白色彗星帝国など、80年以降の作品に登場しない物以外は、一応、レギュレーション内と判断します。

 90年以降の作品であっても、例えば「銀の剥げチョロ塗装」など、明確に80年代の作風と分るものは、クリアーといたします。 

 80年代の作品で、90年以降にキット化された、或は新金型でリメイクされた、というアイテムですが、レギュレーション的にはクリアーとなります。
 これは個人的な意見ですが、例えばレプラカーンのように、当時立体化されなかったアイテムは仕方ないですが、新旧二種類キットが出ているアイテムは、古いキットを使う方が、より主旨に沿っているとは思います。

 尚、フィギュアにつきましても、原則、キャラ物のレギュレーションに準じます。

 

 

☆スケール物部門
原則として元アイテムの方に準じて判断します。アイテムとしては二次大戦物だが、キット化、金型が作られたのが80年代、というのは、アウトとします。

 但し、唯一の例外として、発売が90年代に入っていたアイテムでも、グンゼハイテック・シリーズのみ、全アイテムOKとします。80年代末から90年代初頭、バブルの時期ならではの高額商品という事で、価格や製品の仕様その物が時代を現していると解釈しての事です。

 

・詳細というか事例

 F−4ファントムの場合、原型初飛行は50年代、主に活躍したのはベトナム戦争ですが、80年代現役であったことは疑いようもないので、まったく問題ありません。

 Su−27は、運用開始が1989年ですし、原型初飛行は更にその前になりますから、問題ありません。ただ、発展型Su−35/37といった辺りは、微妙というより、アウトでしょう。

 90式戦車につきましては、練馬駐屯地にある試作型で作るならOKですが、量産型については、アウトと判断します。レオパルド2は、砲塔前面が垂直である事。ヴィッカース及びROFの戦車の砂漠塗装は認めない、NATO仕様である事。  

 古い方についてですが、80年代と明確に分る根拠があれば、問題ありません。例えばT−34は第二次世界大戦中の戦車ですが、80年代に入っても、PLOなどが使用しています。イスラエルのIシャーマンなどもそうですが、82年のレバノン侵攻など、他人が見て納得できる説得力があれば、レギュレーションはクリアーとします。

 モチーフが80年代の出版物などにある場合その仕様に限り、レギュレーションをクリアーするものと見なします。例としましては、単にW号戦車を作ったのでは、仮に金型が80年代に作られたキットでも、アウトです。但し、「黒騎士物語」に登場するW号戦車、或はX号戦車の仕様にするならば、OKとします。

   

☆追試補習部門
09年の「痛コンペ」レギュレーションをクリアーしている作品。

 

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