フェラーリF189
タミヤ 1/20 フェラーリF189
「F1の痛車化」というよりむしろ、「もしもアクアプラス/Leaf (美少女ゲームのメーカー及びブランド名です)が、F1のスポンサーにな ったらどーなるよ?」的なコンセプトで製作してみました。
そんな訳で、これを痛車と見るかイタリア車と見るかは、皆様の判断にお任せいたします。
キットは素組みで特に手を入れたところはありません。車体の赤色は説明書ではタミヤカラーのイタリアンレッドが指定されていましたが、Mrカラ ーの赤で塗装しています。
デカールはアクアプラス/Leafのロゴ及びインダクションポッド横の このみと環は、ガイアノーツのおうちdeデカールで自作、カーナンバーや 他のスポンサーロゴはキット付属のデカール、ToHeart2のタイトル ロゴは青島の痛車から拝借しました。
転写式のデカールは一度貼り付けると、普通のデカールの様に位置の微調整ができない上に、剥がすのが難しく、貼り直すのは困難な為、予備を多め に作っておいたにもかかわらず、一発勝負を余儀なくされることとなりました。
貼り付ける際に、気泡がはいってしまったり、皺ができてしまったり、あまりきれいに貼ることはできませんでした。
特にインダクションポッド横のこのみと環のデカールは、なかなか曲面にしっかり貼り付いてくれず、かなり苦労しましたが、なんとかなりました。
クリアコートはクレオスのMrスーパークリアーUVカットを使用、吹き付けた際に、自作デカールの気泡が膨れてきて、ヤバいなと思いましたが、厚めに吹いて研ぎ出しすれば何とかなるだろうと思い、無視してクリアーを 塗り重ねていきました。
研ぎ出しは1500番、2000番のペーパーで 行いましたが、自作デカールは厚みがかなりあった為、完全に段差を消すことはできませんでした。
自作デカールの気泡や皺は研ぎ出しによりそれほど目立たなくなりました。
丸一日乾燥させた後、コンパウンドで研磨して、組み立てて完成となったのですが、組立の際サイドポンツーンとカウルの赤の色味がかなり違うことが発覚!
どうやらカウルの方の下地の白をしっかり吹いていなかったのが原 因の様です・・・。
○セルジオ越中の辛口解説
よく会話の中で「○○が、××にスポンサードしたなら」と言う事は出てくるが、それを実際に模型でするとなると、なかなか…
シチュエーションを生かしており、スポンサーロゴも上手くレイアウトされており、違和感は無い。
ただ、デカールの処理は上手く行っているのだが、発色と言う点では見ていて辛いものがある。特に、何も印刷されていない白の部分は、色が透け易い。これでは、折角のデザインやレイアウトも、見栄えが半減してしまう。
全体としてパッと見た時は良いが、じっくりと見ると、色々な所が気になってしまう。
せめて、同じ色をプラ板か何かに吹いておき、デカールの透け具合くらいは、事前にチェックしておくべきだった。
あと、出来ればタイヤのパーティグラインも、消しておいた方が良い。
「この年のフェラーリの赤色は〜」と細かな所まで言うつもりも無いし、単にフェラーリのF−1マシンを作ったのなら十分に及第点以上は行っている。惜しむべきは、自作デカールの対策が不十分だった所だろう。