W号回収型

タミヤ 1/35 

 

 

 

 4号D回収型を、白黒にてUPしたものです。 こういったものも面白いと思います。 乗員は脱出していますが、「痛い」車体ですね。

 

 

 白黒と言うアイデアが面白かったので、チョット画像を加工して昔の写真風に仕上げてみました。

○セルジオ越中の辛口解説
 白黒で表現すると言うアイデアは面白い。ただ、普通に作って、画像だけを白黒に変換するだけでは、単に発想の勝利で終わってしまう。白黒映画などでは、白黒の画面で綺麗に見せる為に、女優は紫や黒の口紅をつけるなど様々な工夫をしたが、そう言った一歩踏み込んだ工夫をしても、良かったと思う。

 以前からよく撃破車両などのクラッシュモデルを作っていたが、Kaz氏が「中途半端。撃破車両なのか、単に製作途中なのか、解らない」と評したいたが、今作でも、その感は拭えない。
 装甲に貫通痕や弾痕がある訳でもなく、実車では変形し易いフェンダーも綺麗なままなど、状況を説明できるだけの説得力が模型に無い。これでは「実戦を一度も経験せずに、燃料切れで放置された」、と考えるしかない。
 この手の車両を作るのならば、リューターでの弾痕表現、タバコや線香を使用してフェンダーを変形させる、瞬間接着剤やパテで装甲の経年劣化を表現する、そう言ったクラッシュモデルならではの技法が欲しい。

 小物を効果的に配置したり、開放されたままのハッチなど、雰囲気を演出した所までは良かったが、戦車本体がほぼ手付かずでは、全体の構成がバラバラになってしまう。また、塗装についても工夫の跡を見る事が出来ず、結果として以前にKaz氏が言ったように中途半端に終わっている。

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