AB41 装甲車

タミヤ 1/48 AB41装甲車

 

 資料も多くないのであっさりと素組みです。

 塗装はマホガニーで下吹き後、パンツァーカラーのグリュンブラウンで基本色を塗って、そこからは ウェザリングで仕上げました。

 フィギュアも塗ってましたが間に合いませんでした。

 

 

 

 

RETRUN

 

 

 

 

 

 

○セルジオ越中の辛口解説
 ウェザリングとしてのウエットブシが効果的で、使用感が良く出ています。ただ、全体が黄色系と言う膨張色なので、芯と言うか、雰囲気を締める為にも要所にスミ入れ、或はウォッシングをすれば、更に良くなったでしょう。
 また、経年や使用感を出すならば、リベットの周囲などに、ハルレッド辺りでスミ入れをしてやると、グッと引き立ちます。

 さて、ここで一つ考えて欲しいのが、何故、ドライブラシをするか?と言う事です。「プロのモデラーがやっているから」と言う答えでも良いですし、「学ぶ」は「真似る」から始まるので、間違いとは言いません。昨日、今日にAFVを始めた人なら、十分な答えです。

 エッジを強調する事で輪郭を確りと出す、細かなモールドが浮き上がり引立つ。確かに、それもドライブラシで得られる効果です。なら、何故、明度を変えて何度もするのか? 単に、この二つの目的なら、一色(一回)で済みます。
 細かなモールドを引き立てる効果だけなら、AFVに限らず、飛行機のコクピットを塗る時にも使います。

 では、何故、AFVの塗装では、明度を変えて複数回ドライブラシをかけるのか? 迷彩塗装の場合は、そこまで考えなくても、先に出した二つの効果だけでも、それなりの完成品が出来ます。しかし、単色では、そうは行きません。

 今より一つ上を目指すなら、避けて通れない所だと思います。学生の時に比べたら時間も少ないとは思いますが、その分、一つの作品を考えながら仕上げて欲しいと思います。