帝國海軍航空母艦 航空母艦 加賀
加賀 1/700 フジミ
製作・水凪海
赤城に引き続き、真珠湾空母シリーズ二作目。数年かけてそろえるつもりですが、赤城とくらべやや大味なキット。
とはいえ、あまり手を加えるところはないのでむしろ隼鷹とちがってストレートにサクサク組んでしまいました。張り線とマントレット表現、艦載機はおなじみプラペーパーのプロペラと1oプラ棒の輪切り。なお、写真はありませんが、すべての艦戦は海のベースと艦底に100均でかったネオジム磁石を付けてあります。そのため取り外し可能です。15pの間隔で二つ使っているので、台座の取り換えも可能です。まぁ波表現があるため意味ないですが。
波頭はリキテックスのジェルメディウムを使用。部分的にハードジェルメディウムも併用。この海面プレートはネットの通販でメーター単位で購入したものを適宜切断し使用。これも2000円くらいしたんですよね・・・。でも海の表現はこれが楽です。
あ、艦首の柱は6本タイプで再現してみました。考証するときりがないのですが、近年主流のようなので。
あと、単純に見栄えとして赤城と並べたとき同じようにみえてしまうので。 艦橋窓枠は真鍮線、マストもそうですね。甲板は例によって0.4oマスキングテープを4層に重ねて板目表現。隼鷹よりもこっちのほうがいい色合いになりました。 毎回重ねる色を適当にきめてるので、同じ色はもう再現できないような気がします。
11年初出となるキットで、近年のフジミらしい緻密なモールドが特徴で、「加賀」の決定版キットとの呼び声も高い。もっとも対抗馬がウォーターライン・シリーズ黎明期のキットだけに、張り合う甲斐もないかも知れないが…。ここ最近のフジミのキットらしく、最新の考証をふんだんに盛り込みつつも、(「加賀」場合だと飛行甲板前端の支柱の数)諸説分かれる箇所については、両方の部品を封入して作り手に選択してもらう、と言う配慮もなされている。
フジミの「加賀」は、このキットしかないので、箱画違いの物が店頭にあっても、それは初回版と通常版と言うだけで、特典付く訳でもなく中身は同じなので、安心して購入して良い。
解説・セルジオ越中
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