帝國海軍 駆逐艦 初雪
初雪
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タミヤ
製作・岡山の模型部員
小パーツの整形と、紛失・破損しないように保管することが大変でした。
手を加えた点は、煙突側面の凸モールドを合わせ目消しの際削り落としたので銅線を巻いて再生、艦底パーツ先端部を破損したためポリパテで復旧、ベースに固定するためのナットを艦底パーツに設置などです。
塗装はキットの説明が全面軍艦色だったので、ネットで調べて甲板をウッドブラウンで塗り分けました。ベースは百均のケースにホログラムシートを貼っています。
吹雪型(特T型)で、ウォーターライン・シリーズでは、同型艦が多い駆逐艦の場合、大抵はネームシップともう一隻を、それぞれ改装前と改装後の姿でキット化している。一番艦の「吹雪」が改装前の姿なので、
こちらの「初雪」は主砲を降ろして対空機銃を増設した改装後、大戦後期の姿となっている。(但し、43年7月に戦没した「初雪」に、機銃が増設されていたり、電探が装備されていたかは、少々疑問)
キットの方は72年の発売の製品に、リニューアルされた共用パーツが付く、と言う構成になっている。ただ、軽巡洋艦以下の小型艦艇で新金型に移行したのは、アオシマが担当するアイテムのみで、残りのWLシリーズのキットも同様の構成となっている。また、リニューアルされたキットでも共用パーツとして、通称Xパーツ(枠)、Wパーツ(枠)は、使用されている。(上の作例では未使用)
旧キットにも部品数が少なく組み易いと言う利点もあるが、吹雪型(特T型)はピットロードからも出ているので、クオリティーに拘るのなら、そちらを買う方が良いだろう。
※最も新しい製品としてはヤマシタホビーものもあり、こちらの方が価格や内容の面でも、ピットロードの物よりかも良いかも知れない。
解説・セルジオ越中