帝國海軍 水上機母艦 千代田

千代田 1/700 アオシマ
製作・水凪海

 

 

 

 

 頂き物の旧キットです。この機会にと一挙に製作。ボートとか水上機とか細かいところが面倒でした。
 また、甲板の塗り分けに諸説あるので、写真などからそれっぽく思えるようにしました。一部のリノリウム抑えは伸ばしランナーです。ちょっと大げさであまり好きではありません。
 カタパルトだけでもエッチング使うか迷いましたが、極力エッチングなしルールを貫徹しました。マストは真鍮線でやぐらを組んだが、これも面倒でしたね。でもまぁまぁの仕上がりと思います。張り線はメタルリギング0.06o。ちょっと細すぎる気もします。へたすると写真にも写らない。でもある意味リアルか・・・。
 あ、あと艦橋後部に甲標的の指揮装置をそれっぽく再現。キットにない部分です。それと、わかりにくいですが、艦首左舷には甲標的が潜望鏡と司令塔出して航走中です。本来後ろから出るものですので、こんなところ走ってる訳ないんですが、見栄え重視で。
 波板プレートをリューターで削ってちゃんと本体も埋め込んであります。真上からみると多少本体が透けて見えます。

 

 

 79年が初出となるキットで、現在は12年に「千歳」、13年に「千代田」が、それぞれ新金型でリニューアルされている。如何せん30年以上前の記憶なので、違っているかも知れないが、箱は別々でも中身は千歳/千代田のコンパチだったと思った。
 ウォーターライン・シリーズにおいて、全般的に評価の低いアオシマの旧キットではあるが、その中あっては高評価のキット。但し、あくまで当時の水準での話しで、今の水準である程度見られる物にするには、かなり手を加える必要に迫られる。

解説・セルジオ越中

 

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